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ブラジル カンピオナート・ブラジレイロの観客動員数ってどんな感じ?

2016 9/8 02:39
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Photo by Oranzy/Shutterstock.com

リオデジャネイロオリンピックを控えるブラジルだが、カンピオナート・ブラジレイロの観客動員数がどのように推移しているか知りたいのでは?
そこで今回は、カンピオナート・ブラジレイロの観客動員数を紹介する。

観客動員数は決して多いほうではない

ブラジルといえばサッカーの国というイメージがあるが、実は観客動員数という面で見ると、決して高いリーグではない。近年で最も低かったのが2000年であり、何と11,000人程度しかないのだ。
これは、スター選手が不在である点と経済的な問題が大きく影響している。育ってきたスター選手はすぐにヨーロッパに引き抜かれてしまう。また、ブラジルの場合、海外からのスター選手がまずプレイしないという点もあるのだ。

経済的に恵まれている現在も

ブラジルはBRICsの一員であることから見ても明らかな通り、経済的には好景気なのだが、それがサッカー界に還元されているかと言われれば疑問符がつく。
2015年シーズンで言うと、17,500人程度の観客動員数となっている。この数字は、過去15年でも平均的な位置にあり、多くも少なくもないのだ。 人気チームでもすぐに2部に降格するなど、過酷を極めるカンピオナート・ブラジレイロだので、どのチームが参加しているかどうかでも観客動員数が大きくブレるのだ。

世界のリーグと比較してみた

世界のサッカーリーグと比較してみると、カンピオナート・ブラジレイロはどの程度の位置にいるのだろうか?位置的には、ヨーロッパ各国のリーグにはほど遠く、アメリカや中国にも差をつけられているのが実情だ。
ちょうど似たような位置にいるのが、日本のJリーグだ。ほぼ同じレベルの数字なのだが、異なるのが収容率だ。ブラジルはキャパシティが大きいスタジアムが多いので、収容率という面で見ると、極端に悪い数字となってしまう。

大きなスタジアムが多すぎる?

ブラジルには、日本では考えられないほどの巨大なスタジアムが多いのだ。代表格がマラカナンスタジアムだ。全盛期は20万人をも超えるキャパシティを誇ったのだが、事故の発生やブラジルワールドカップ用に改修されて、現在は78,639人という収容能力になっている。
他にも、モルンビー・スタジアムなど世界に誇るスタジアムがあるが、残念ながらカンピオナート・ブラジレイロで超満員となることはない。よって、収容率という面で大きく不利となってしまうのだ。

カンピオナート・ブラジレイロでトップの観客動員数は?

カンピオナート・ブラジレイロで今現在トップの観客動員数を誇っているのはどのチームかというと、サンパウロFCだ。スター選手を数多く輩出しているが、あの最強であったミランを破ったトヨタカップの印象があり、日本でも人気がある。2014年シーズンでは平均29,936人となっている。
これに続く人気なのがコリンチャンスだ。こちらもサンパウロ州のチームだが、ほぼ同数の29,165人の観客動員数となっている。実はこの2チームからガクッと数字が下がっていく。人気の格差が大きいのが特徴だ。

まとめ

カンピオナート・ブラジレイロは人気のばらつきが大きくなっているが、どのチームの選手も間違いなくハイレベルなプレイをするのだ。 日本人にとって、羨ましいことこの上ない。