16歳338日のEURO最年少出場記録樹立
ドイツで開催されているサッカーUEFA欧州選手権(EURO2024)でスペイン代表の超新星が話題になっている。
ラミン・ヤマル、16歳。2023年4月29日にラ・リーガのレアル・ベティス戦で、FCバルセロナ史上最年少となる15歳9カ月16日でトップチームデビューを果たし、同年10月8日のグラナダ戦で史上最年少ゴールを決めた天才FWだ。
スペイン代表としても、2023年9月8日のジョージア代表戦で最年少デビューを果たし、後半29分に初ゴール。この時、16歳1カ月26日で、MFガビが持っていた記録を1年以上更新するスペイン代表の最年少出場記録と最年少得点記録を樹立した。
そして迎えた欧州選手権。6月15日(日本時間16日)のグループステージ第1節クロアチア戦で先発し、16歳338日のEURO最年少出場記録をマーク。カルバハルのゴールをアシストする活躍で、3-0の勝利に貢献した。
第2節のイタリア戦でも躍動。1-0で前回王者との接戦を制し、ホテルの部屋では学校の宿題に取り組む様子が報道され、世界中を驚かせている。
日本代表の最年少記録は市川大祐の17歳322日
世界に目を向けると、14歳2日で北マリアナ諸島代表デビューしたルーカス・クネヒトや、15歳253日でノルウェー代表デビューしたマルティン・ウーデゴール、15歳264日でルーマニア代表デビューしたエネス・サリら最年少記録では上には上がいる。
とはいえ、スペインという世界的強豪国の代表として16歳が活躍するなど誰が想像できただろうか。スペインは決勝トーナメント進出を決めたが、次節アルバニア戦も俄然注目が高まっている。
ちなみに日本代表の最年少記録は市川大祐の17歳322日。1998年4月1日の韓国戦で、当時は高校に在学しながら清水エスパルスでプレーしていた。ワールドカップの最年少出場記録は、18歳272日で1998年フランス大会のジャマイカ戦に出場した小野伸二が持っている。
若き才能はこれからどんな花を咲かせるか。ヤマルの今後に注目だ。
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