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世界レベルの“汗かき屋” 長友佑都

2017 8/17 16:20Aki
nagatomo
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無名の選手がわずか4年で世界最高峰の舞台へ

北京オリンピックでサッカーファン以外にも名前が知られるようになった長友選手はその後も目覚ましい活躍を続ける。まずはFC東京でポジションを掴み、日本代表にも定着。南アフリカワールドカップに出場すると、初戦のカメルーン戦、2戦目のオランダ戦では両チーム合わせてのトップスピードを記録しエースキラーとして大活躍。自国開催以外で初めての決勝トーナメント進出するという偉業達成の立役者の一人となる。そして大会終了後にはワールドカップで見せたプレーを評価されイタリアのチェゼーナに移籍を決めると、半年後には名門インテル・ミラノへとステップアップ。
4年前まで全国的には全く無名、練習試合での活躍で声をかけられた選手がサッカーファンなら世界中の誰もが名前を知るクラブであるインテル・ミラノに所属し、サッカー選手なら誰もが憧れるチャンピオンズリーグの決勝トーナメントの舞台でプレーするという驚くべきスピードで世界トップレベルの舞台でプレーする選手となる。
そしてこのインテル・ミラノに認められたのは運動量と球際の強さ。これは長友選手が高校時代から特徴としていた要素そのままだ。

運動量と球際の強さが光る“汗かき屋”

海外のトップリーグに移籍する日本人選手は華麗なテクニックを持つ選手がほとんど。それ故に攻撃的なポジションの選手が多く、またディフェンダーでも日本代表のチームメイトである内田篤人選手の様にビルドアップのパスに非凡なもの持っている選手であったりする。
しかし長友選手は特筆する様なテクニックや非凡な技術を持っている選手ではない。
そしてさらに同じく日本代表のチームメイトである吉田麻也選手の様な高さがある訳でも無い。それどころか身長170cmはプロサッカー選手全体から見ても小さい選手だ。
そんな長友選手の武器は運動量と球際の強さ。いわゆる“汗かき屋”としてのプレーを特徴としている選手で、こういった選手はどこのチームにでもいる特別な選手ではない。
しかし長友選手はこの特別ではない特徴を、自分自身で技術、戦術、メンタル、フィジカルなどで戦略を立て、心・技・体のすべてを使うことで、“特別な汗かき屋”というにレベルにまでに高めることで、世界のトップレベルで認められる選手となった。
この“汗かき屋”という要素は、言い換えれば日本人選手が持っているとされる“献身性”。長友選手はその日本人なら持っているとされる要素を徹底的に、そして戦略的に高めることで世界のトップレベルにまで達する事ができるということを証明した選手だともいえる。

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