清水と横浜FCはJ1自動昇格、プレーオフは12月1日開幕
2024年のJ2リーグはレギュラーシーズン全日程を終了した。優勝した清水エスパルスと2位・横浜FCのJ1昇格が決定。3位V・ファーレン長崎、4位モンテディオ山形、5位ファジアーノ岡山、6位ベガルタ仙台の4チームがJ1昇格プレーオフで最後のイスを争うことになった。
12月1日に長崎がホーム・PEACE STADIUM Connected by SoftBankで仙台と対戦。同日に山形がホーム・NDソフトスタジアム山形に岡山を迎え撃つ。その勝者が12月7日にリーグ戦上位クラブのホームで決勝を行うことになる。
試合は延長戦なしの90分間で、引き分けになった場合はリーグ戦上位クラブが勝者となる。決勝ではビデオアシスタントレフェリー(VAR)を導入することも決定している。
長崎は2018年以来、山形は2015年以来のJ1目指す
2024シーズンの勝敗や得失点などは下の通りとなっている。
長崎は21勝12分け5敗で勝ち点75。2位・横浜FCに勝ち点1差及ばず3位となった。自動昇格の2位とプレーオフを戦う3位では大きく違うだけに余計に負けられないだろう。
74得点39失点で得失点差35はプレーオフに出場する4チームでは断トツ。初戦を新ホームスタジアムのPEACE STADIUM Connected by SoftBankで地元サポーターの大声援を背に戦えるのも心強い。J1昇格なら2018年以来となる。
対戦相手の仙台は7位でリーグ最終節を迎えたが、最終戦で大分トリニータに勝ち、ジェフユナイテッド千葉が敗れて7位に転落したためプレーオフ圏内に滑り込んだ。今季50得点44失点で得失点差6と、4チームの中では最も失点が多いが、まずは初戦突破に全力を傾けたい。
山形は8月31日の横浜FCに敗れた第29節時点で9位だったが、そこから怒涛の9連勝フィニッシュ。最終戦もシーズン中に鹿島から移籍した土居聖真らのゴールで千葉に4-0と大勝し、初戦をホーム・NDソフトスタジアム山形で戦えるのは大きい。9連勝の勢いに乗って2015年以来のJ1復帰を狙う。
対する岡山は今季48得点29失点の得失点差19と、4チームでは最少失点。堅守で悲願のJ1初昇格なるか。
昨年はJ2で3位だった東京ヴェルディがプレーオフを勝ち抜いてJ1に昇格。今季はJ1の36節終了時点で6位につけている。J2から昇格初年度でJ1リーグ優勝を争うFC町田ゼルビアも含め、昇格組の躍進が目覚ましい。J2の活性化は日本サッカー界全体を盛り上げるだけにプレーオフにも注目が集まる。
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