2位は中島裕希、3位は船山貴之
2023年はJリーグ発足30年のメモリアルイヤーだったが、2部リーグにあたるJ2リーグは1999年から始まった。初代J2王者は、今ではJ1でも屈指の強豪クラブとなった川崎フロンターレだったから隔世の感と言える。
J1ほどの注目度はないとはいえ、毎年のようにドラマがあるJ2。それぞれの時代を彩ってきたのがストライカーのゴールだ。J2の通算得点ランキングを紹介しよう。
歴代1位は108得点の大黒将志。ガンバ大阪時代の1999年に18歳でJリーグ初得点をマークし、フランスのグルノーブルやイタリア・セリエAのトリノなどでもプレーしたストライカーだ。J2では東京ヴェルディ、横浜FC、京都サンガ、モンテディオ山形、栃木SCなどで活躍した。2020年に引退するまでJ1通算204試合69得点、J2通算260試合108得点をマークしている。
2位は104得点の中島裕希。今季J2を制した2024年のJ1昇格を決めた町田ゼルビアのFWだ。プロキャリアは鹿島でスタートしたが出番に恵まれず、2006年にJ2ベガルタ仙台に移籍してからゴールを量産。2012年から山形、2016年から町田と、キャリアのほとんどをJ2で過ごしてきた。J1通算95試合4得点、J2通算531試合104得点を記録している。
3位は96得点の船山貴之。柏レイソルユースから流通経済大学を経て2010年にJ2栃木SCに加入し、松本山雅FCや川崎フロンターレ、ジェフユナイテッド市原・千葉などでプレーした。J1通算21試合0得点、J2通算365試合96得点を挙げている。
大久保哲哉、佐藤洸一、内村圭宏、都倉賢が続く
4位は94得点の大久保哲哉。2003年に横浜FCでプロデビューし、柏レイソルやアビスパ福岡、モンテディオ山形、栃木SCなどでプレーした。J1通算22試合4得点、J2通算370試合94得点をマークしている。
5位は93得点の佐藤洸一。四日市大学4年時の2008年にFC岐阜の特別指定選手としてJリーグ初出場初得点を記録するなど、V・ファーレン長崎、ツエーゲン金沢、ヴァンフォーレ甲府と長くJ2でプレーした。J1でのプレー経験はなく、J2通算368試合93得点を挙げている。
6位は85得点で内村圭宏と都倉賢が並んでいる。内村圭宏は2003年に大分トリニータでJデビューし、愛媛FC、北海道コンサドーレ札幌などでプレーした。J1通算73試合4得点、J2通算314試合85得点をマークしている。
都倉賢は川崎フロンターレ時代の2005年にJリーグデビュー。その後、ザスパ草津、ヴィッセル神戸、コンサドーレ札幌、セレッソ大阪、V・ファーレン長崎でプレーした。J1通算149試合35得点、J2通算277試合85得点を記録している。
イバやウタカの外国人ストライカーも
8位は82得点のイバ。ノルウェー出身で2016年に横浜FCに加入すると、2017年に25ゴールを決めてJ2得点王に輝いた。2020年には大宮アルディージャに移籍し、J1通算1試合0得点、J2通算191試合82得点を記録している。
9位は81得点のピーター・ウタカ。ナイジェリア出身で2015年に清水エスパルスへ加入すると、サンフレッチェ広島に移籍した2016年に19ゴールを決めてJ1得点王に輝いた。その後もFC東京、徳島ヴォルティス、ヴァンフォーレ甲府、京都サンガなどでプレー。J1通算115試合45得点、J2通算178試合81得点をマークしている。
10位は76得点の高田保則。「湘南の貴公子」の愛称通り、平塚時代も含めて湘南ベルマーレで長く活躍し、横浜FCやザスパクサツ群馬でもプレーした。J1通算33試合3得点、J2通算407試合76得点を記録している。
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