規律乱す行動でクラブから厳罰受け練習不参加
Jリーグのセレッソ大阪はMF乾貴士選手(34)と双方合意のもと、2022年6月9日付で契約を解除すると発表した。
乾は滋賀県出身で、野洲高2年時に全国選手権で優勝。卒業後に横浜F・マリノス入りし、2008年からセレッソ大阪でプレーした。2011年からドイツやスペインなどヨーロッパで活躍。日本代表としても2018年のロシアワールドカップに出場するなど実績を残し、2021年8月から古巣セレッソ大阪に復帰した。
当初は背番号23だったが、今季からクラブのエースナンバー「8」に変更。並々ならぬ意欲を見せていたが、4月5日の柏戦で途中交代を命じられると観客が見守る中で暴言を吐き、試合後もチームの規律を乱す行動を取ったとされている。クラブから計8試合の公式戦出場停止と5月14日まで全体練習参加禁止という厳罰を受けたが、その後も練習に参加していなかった。
乾はクラブを通じて下記のコメントを発表した。
「ファン・サポーターの皆さん、突然のニュースで驚かせて申し訳ありません。今日に至るまで色々なことを考えてきましたが、一度セレッソとの関係をリセットすることがお互いにとっての良い選択という結論になりました。当初の自分の行動で、皆さんにご迷惑をおかけした点については反省してますし、関係する方々にも謝罪もさせていただきました。
クラブからの処分の間にも様々な意見反応をいただく中で、なかなか練習に復帰できる状況が整わない日々が続いてしまいました。この期間色々なことを考えましたが、大好きなサッカーを続けていくために、今日の結論に至りました。
ファン・サポーターの皆さん、これまでともに戦った選手・スタッフ、セレッソに関わる全ての人たちには感謝の思いでいっぱいです。僕はセレッソ大阪の選手ではなくなりますが、セレッソの選手としてこれまで全力でプレーしてきました。これからもセレッソ大阪を応援しています、これまでありがとうございました」














