東京ヴェルディ、セレッソ大阪、清水エスパルスで監督を歴任
J1ヴィッセル神戸のミゲル・アンヘル・ロティーナ新監督(64)が8日、ホームのノエビアスタジアム神戸で会見に出席した。
スペイン出身のロティーナ氏は、2017年から東京ヴェルディ、2019年からセレッソ大阪、2021年は清水エスパルスで監督を歴任。セレッソ時代は守備を重視した堅実なサッカーで2019年にリーグ戦5位、翌2020年は4位に導いた実績もある。Jリーグを知り尽くしており、同じスペイン人のMFイニエスタやFWボージャンらとのコミュニケーションにも不安はないことからクラブが招聘し、本人も快諾した。
神戸はリーグ戦開幕から7戦未勝利と結果を出せなかったため、3月20日に三浦淳寛監督(47)を解任。ヤングプレイヤーデベロップメントコーチだったリュイス・プラナグマ・ラモス氏が暫定的に指揮を執ったものの、リーグ戦再開後の京都サンガ戦、FC東京戦にも連敗し、現在9戦未勝利(4分け5敗)で17位に低迷している。
厳しい状況下での監督就任だが、ロティーナ新監督は「(清水の監督退任後は)休息を取ろうと考えていたので、他のクラブからもオファーが届いたがNOと答えた。ただ、私は日本を尊敬し、気に入っている。(神戸のオファーは)サッカーが与えてくれたプレゼントだと感じた。迷いもなくOKの返事を出した」と説明。「偉大なクラブ、偉大な選手たちと仕事をできるのは喜ばしい。自分の中ではワクワク感がある」と胸中を明かした。
チームの現状については「様々な要因が重なっているが、一番はタイトなスケジュールではないかと考えている。連戦が続く中でケガ人が出たことが一番大きな要因かも知れない」とACL出場によるハードな日程を原因に挙げた。
ACLのグループリーグは4月16日から15日間で6試合が組まれているが「戦術的な意味でのプレシーズンと考えてチームを構築していきたい」と試合を通じてチームに戦術を浸透させていく構えだ。














