FCロストフから加入の橋本拳人、古巣FC東京戦出場に意欲
J1ヴィッセル神戸に加入したMF橋本拳人選手(28)とMF日髙光揮選手(18)が3日、オンライン会見に出席した。
橋本はFC東京から2020年7月にロシアのFCロストフに移籍したが、このほどFIFAのレギュレーションによって、ロシアのチームとの契約が一時停止されたため神戸入り。契約は6月30日までとなっている。
帰国理由として、ロシアではサッカーの練習に集中できないことと、11月開幕のワールドカップ出場を視野に入れていることを明かした。「日本に帰ればシーズンは続くけど、ヨーロッパはあと数試合で終わる。オフで休んでる時間はないので、日本なら代表スタッフに見てもらえるということも考えた」と日本代表復帰を目指したい意向だ。
ロシアでの試合出場は3月上旬が最後で、神戸には4月1日に合流したばかりのため「急ピッチでコンディションを上げている」とした上で、次戦の古巣・FC東京戦(6日・味の素スタジアム)に向けて「気持ちの面では戦う準備はできている。アウエーの立場で味スタでプレーするのは想像がつかないけど、神戸のために力になりたい一心です」と出場に意欲を示した。
神戸は三浦淳寛監督を解任し、リュイス新監督が就任。2日の京都サンガ戦が新体制初戦だったが1-3で敗れ、いまだリーグ戦は未勝利の4敗4分けで17位に低迷している。「FC東京にいる時はゲームをコントロールするプレーを心掛けていたが、ロシアではよりアグレッシブなプレーを心掛けて成長できたと思う。攻撃面でゴール前の迫力を出していきたい」と意気込む橋本には、カンフル剤となるような活躍が期待される。