神戸キャンプ2日目「今季はモチベーションが高い」
神戸キャンプ2日目のJ1ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(37)が31日、練習終了後にオンライン取材に応じた。
この日は午前、午後の2部練習。昨季はケガのため出遅れたが、今年は調整も順調に進んでいるという。「いい感覚でできている。チームがひとつになるために、戦術やコンディションにおいて重要な時期。シーズンへのいい入り方ができている」と表情は明るい。
昨季は23試合出場6得点。チームはリーグ3位に入り、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得した。「今シーズンはモチベーションが高い。大きな挑戦になるシーズン。昨季以上の結果を残せるように準備している」と意欲をにじませた。
2018年に神戸に加入して4シーズンが過ぎた。昨年5月の会見で2年の契約延長を発表。「選手としてのキャリアをここで最後まで続けたい」と神戸で現役生活を全うする決意を見せた。今年5月で38歳になる。モチベーションはどこから来るのだろうか。
「来日した時からプロジェクトを成功させたいというワクワク感を持っていた。そして個人レベルでも家族レベルでもホームと呼べる場所を見つけた感覚で生活できている。ここでの生活に満足している。いつか帰る日が来ると思うが、今は満足できているところが大きい。忘れてはならないのは、難しい時期はたくさんあったし、人生何事も大きなことを成し遂げるには時間がかかるということだ」
アジアNo.1を目指して強化を進めるクラブの方針に共鳴し、なおかつ神戸での穏やかな暮らしがモチベーションを維持できている理由だ。報道陣からは54歳でJFL鈴鹿に移籍して現役を続ける三浦知良の名前も出た。
「ミウラの年齢まで追いつけるとは思っていないが、大事なのは日々の練習にモチベーションを感じられること。まだまだ成長したいし、チームに貢献したい。それを感じられる間は続けたい」
長いサッカー人生で世界中を魅了してきたイニエスタ。バルセロナから神戸に渡り、異国の地で続ける「航海」はまだまだ終わらない。
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