ともに外食した杉本健勇は合流も「違いは繰り返しの部分」
J1浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督(46)が12日、オンライン取材に出席し、コロナ渦の沖縄キャンプ中に外食したことが発覚したMF柏木陽介に対して厳しい態度を示した。
柏木は沖縄キャンプ中の2月4日、クラブから近隣のコンビニエンスストア以外への外出および外食を禁止されていたにもかかわらず、FW杉本健勇とともに外食。沖縄県が独自の緊急事態宣言を発令している状況下でもあり、クラブの規律に反する行為として2人には罰金と厳重注意処分が科された。
両者ともにPCR検査を受けて陰性が確認されており、杉本は10日から練習に合流。しかし、柏木は昨秋にも知人と外食して厳重注意を受けた過去があるためいまだ合流しておらず、一部では退団の可能性も報じられている。
ロドリゲス監督は「ピッチ内外で規律は守らないといけない。団結しないといけないタイミングで起こったことは残念だ」とした上で、「杉本には失望したと伝えた。彼は反省している。柏木はまだ練習に戻っていないので直接、話はしていない。杉本と柏木の違いは繰り返しの部分。私の考えはクラブに伝えた。柏木がとった振る舞いを受け入れることはできない」と厳しい表情を見せた。
柏木は2009年オフにサンフレッチェ広島から浦和に移籍し、J1通算392試合出場で56得点を挙げている33歳。日本代表としても国際Aマッチに11試合出場している。