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サッカー日本代表のバーレーン戦成績 見過ごせないアウェーでの2敗

2024 1/29 06:00SPAIA編集部
バーレーン代表のアブドゥラ・アル・ハラシ,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

FIFAランキング86位でW杯出場経験もないが…

カタールで行われているサッカーのアジアカップに出場中の日本代表は、ラウンド16で31日20時30分(日本時間)からバーレーン代表と戦う。勝てば2月3日の準々決勝に進む。

日本はグループDでベトナムとインドネシアは下したもののイラクに1-2で敗れ、2勝1敗の勝ち点6で2位通過。バーレーンはグループE初戦で韓国に1-3で敗れながらマレーシアとヨルダンを下して1位通過した。

FIFAランキング17位の日本は3大会ぶり5度目の優勝を狙うが、バーレーンは同86位でアジアカップの最高成績は2004年中国大会の4位。ワールドカップの出場経験もない。

常識的に考えれば格上の日本が有利だが、決して侮ってはいけない。過去のバーレーン戦成績は以下の通りとなっている。

サッカー日本代表のバーレーン戦成績


バーレーン戦は完全アウェー?

1978年にバンコクで行われたアジア大会で日本が4-0と快勝して以来、対戦は10回あり、日本の8勝2敗。10回中9回は2004年から2010年に集中している。

見過ごせないのが過去2回の敗戦だ。2008年3月26日、バーレーンの首都マナマで行われたワールドカップ南アフリカ大会アジア3次予選で対戦。高原直泰がケガで離脱した日本は巻誠一郎、大久保嘉人の2トップが機能せず、0-1で敗れた。

岡田武史監督率いる日本は6月22日のホームでの再戦には1-0で勝利し、結果的にはアジア最終予選も勝ち抜いて本大会出場を果たしたが、ワールドカップ最終予選前に敗れたのは、1990年イタリア大会アジア1次予選の北朝鮮戦(1989年6月)以来の屈辱だった。

さらに2009年1月28日にはバーレーンのリファーで行われたアジアカップ最終予選で対戦し、稲本潤一や本田圭佑がいながらまたしても0-1で敗戦。2010年3月3日に豊田スタジアムで行われた再戦には2-0で勝ち、結果的には2011年の本大会でも優勝したが、アウェーでは痛恨の敗戦を喫した過去がある。

中東の地理に詳しくないとピンと来ないかも知れないが、アジアカップが開催されているカタールとバーレーンは近隣国で、首都同士の直線距離は約100キロしか離れていない。つまり、バーレーンサポーターが大挙して駆けつけ、試合当日は「完全アウェー」になる可能性があるのだ。

日本は左足首のケガから復帰を目指していた三笘薫(ブライトン)が初めてフルメニューを消化。バーレーン戦に出場すれば活躍が期待されるが、決して油断は禁物だ。

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