ポルトガルは16年ぶり、モロッコは初の準々決勝進出
ワールドカップカタール大会の決勝トーナメント準々決勝で、10日18時(日本時間11日0時)からポルトガルとモロッコが対戦することになった。
ポルトガルはグループHでガーナとウルグアイを下し、韓国には敗れたものの2勝1敗で首位通過。モロッコはグループF初戦でクロアチアと引き分け、ベルギー、カナダを下して2勝1分として首位で突破した。
決勝トーナメント1回戦ではポルトガルがスイスに6-1、モロッコは0-0の末、PK戦でスペインを破り、ポルトガルは16年ぶり、モロッコは初めての準々決勝進出を決めた。
ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドをスタメンから外しながら6点を奪う大勝、モロッコはPK戦でGKヤシン・ブヌが2本セーブしてスペインを撃破と勢いに乗る両チームの対戦となった。
1986年メキシコ大会と2018年ロシア大会で対戦
ポルトガルとモロッコがワールドカップで対戦したことは2度ある。
初対戦は1986年メキシコ大会。グループリーグで同組となり、モロッコがアブデルラザク・ハイリの2ゴールなどでポルトガルを3-1で破った。モロッコは1勝2分で首位通過し、決勝トーナメント1回戦で西ドイツに敗退。ポルトガルは1勝2敗でグループリーグ敗退となった。
2度目の対戦は2018年ロシア大会。グループリーグで同組となり、ポルトガルがクリスティアーノ・ロナウドのゴールでモロッコを1-0で下した。ポルトガルは1勝2分で2位通過し、決勝トーナメント1回戦でウルグアイに敗退。モロッコは1分2敗でグループリーグ敗退となった。
ポルトガルの21歳ラモスがハットトリック
両国の過去の対戦成績は1勝1敗。ポルトガルは初出場となった1966年イングランド大会の3位が最高成績だけに、初優勝に向けて絶対に負けられない一戦だ。
スイス戦では21歳のゴンサロ・ラモスがハットトリックを達成するなど6得点を奪う大勝。温存されたクリスティアーノ・ロナウドは後半29分から途中出場し、万全のコンディションで準々決勝に臨めるだろう。史上初のワールドカップ5大会連続ゴールをマークしたエースの爆発が期待される。
一方、北アフリカに位置するモロッコは1986年メキシコ大会のベスト16が最高成績。過去に出場した5大会のうち4大会はグループリーグ敗退だった。しかし、かつて日本も出場したことのあるハッサン2世国王杯を開催するなどサッカー熱は高い。チェルシーでプレーするFWハキム・ツィエク、パリSG所属のDFアクラフ・ハキミらを中心に快進撃を狙う。
キックオフは10日18時(日本時間11日0時)。大西洋を挟んで位置する両国のベスト4を懸けた戦いに注目だ。
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