決勝トーナメント進出を決めたポルトガル
ワールドカップカタール大会で熱戦が続いている。グループHのポルトガルは、初戦でガーナを3-2、2戦目はウルグアイを2-0で破り、決勝トーナメント進出を決めた。グループステージ最終戦は12月2日18時(日本時間3日0時)から韓国と戦う。
6大会連続8回目の出場となったポルトガル。これまでのワールドカップ成績は以下の通りとなっている。
1966年イングランド大会:3位
1986年メキシコ大会:1次リーグ敗退
2002年日韓大会:1次リーグ敗退
2006年ドイツ大会:ベスト4
2010年南アフリカ大会:ベスト16
2014年ブラジル大会:1次リーグ敗退
2018年ロシア大会:ベスト16
初出場の1966年イングランド大会で3位
ポルトガルが初出場したのが1966年イングランド大会。グループリーグでハンガリー、ブルガリア、ブラジルに3連勝で首位通過し、準々決勝では北朝鮮に3点のリードを許しながらエウゼビオの4得点などで5-3と逆転勝ちした。準決勝ではイングランドに敗れたものの3位決定戦でソビエト連邦を2-1で下して3位に入った。
2006年ドイツ大会では、アンゴラ、イラン、メキシコに3連勝でグループリーグを突破し、決勝トーナメント1回戦でオランダ、準々決勝でイングランドを撃破。準決勝でフランス、3位決定戦でドイツに敗れたが、40年ぶりのベスト4入りを果たした。クリスティアーノ・ロナウドが初めて出場したワールドカップでもあった。
優勝候補に上げられた2018年ロシア大会では、スペインに3-3でドロー発進。モロッコは下したもののイランとも1-1で引き分け、1勝2分けながらグループリーグを首位通過した。しかし、決勝トーナメント1回戦でウルグアイに1-2で敗退。ベスト16どまりとなった。
クリスティアーノ・ロナウドが史上初の5大会連続ゴール
クリスティアーノ・ロナウドはカタール大会初戦のガーナ戦でPKを決め、史上初のワールドカップ5大会連続得点を記録した。このゴールでロナウドは代表通算118ゴールとなり、自身の持つ国際Aマッチ通算最多得点記録をどこまで伸ばすか注目される。
「黄金世代」と呼ばれたルイス・フィーゴ、マヌエル・ルイ・コスタ、パウロ・ソウザらを擁した2002年日韓大会でも果たせなかった優勝に向け、カタール大会には相当な意気込みで臨んでいるだろう。
輝かしいキャリアを歩んできたロナウドにとって、ワールドカップはいまだ手にしていない最高の勲章。エースがポルトガルを頂点に導くか注目だ。
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