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サッカー韓国代表の歴代ワールドカップ成績、日韓大会でアジア勢最高4位

2022 11/24 11:00SPAIA編集部
韓国代表の選手たち,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

ウルグアイ、ガーナ、ポルトガルと同組

ワールドカップカタール大会で熱戦が続いている。日本の宿敵・韓国は、グループHで24日16時(日本時間22時)からウルグアイ、28日16時(日本時間22時)からガーナ、12月2日18時(日本時間3日0時)からポルトガルと戦う。

10大会連続11度目の出場となった韓国。これまでのワールドカップ成績は以下の通りとなっている。

1954年スイス大会:1次リーグ敗退
1986年メキシコ大会:1次リーグ敗退
1990年イタリア大会:1次リーグ敗退
1994年アメリカ大会:1次リーグ敗退
1998年フランス大会:1次リーグ敗退
2002年日韓大会:ベスト4
2006年ドイツ大会:1次リーグ敗退
2010年南アフリカ大会:ベスト16
2014年ブラジル大会:1次リーグ敗退
2018年ロシア大会:1次リーグ敗退

2010年南アフリカ大会で2度目の決勝トーナメント進出

韓国がワールドカップに初出場したのは1954年スイス大会。ハンガリーに0-9、トルコにも0-7で大敗を喫し、1次リーグで敗退した。

1986メキシコ大会で32年ぶり出場を果たし、1次リーグ敗退したもののブルガリアと引き分けて初の勝ち点を獲得。その後も出場はするものの勝利を挙げられない大会が続いたが、フース・ヒディンク監督が率いた2002年日韓大会でポーランドを2-0で破ってワールドカップ初勝利を挙げた。

勢いに乗った韓国はアメリカと引き分け、ポルトガルも1-0で下し、グループリーグ2勝1分で首位通過。決勝トーナメント1回戦はアン・ジョンファンのゴールデンゴールでイタリアを破り、準々決勝はスペインをPK戦の末に撃破した。

アジア勢として初めてのベスト4に進出し、準決勝はドイツに0-1で敗戦。3位決定戦はトルコに2-3で敗れたが過去最高の4位に入った。

2010年南アフリカ大会ではギリシャに2-0で快勝し、アルゼンチンには1-4で完敗したものの、ナイジェリアと2-2のドロー。1勝1分1敗でグループリーグを2位通過した。決勝トーナメント1回戦ではウルグアイに1-2で敗れた。

ソン・フンミン骨折の影響が気掛かり

他の競技も含めて日本と激しく争ってきた韓国は、サッカーにおいては日本の先を進んできた。プロサッカーリーグ「Kリーグ」は日本のJリーグより早い1983年に発足。ワールドカップ出場回数も日本より多い。これまでの日韓戦は日本の16勝23分42敗だ。

先述の通り、日韓大会で4位に入るなどアジアのサッカー界を牽引してきたが、近年はやや低迷している。FIFAランキングは一時60位代まで下がり、現在は28位だが、20位のイランや24位の日本より下だ。カタール大会では、2014年ブラジル大会でポルトガルを率いたパウロ・ベント監督の下、まずは決勝トーナメント進出を目指すことになる。

グループHはFIFAランキング9位のポルトガル、同14位のウルグアイと強敵が並び、ガーナも同61位とはいえ侮れない相手だ。英国プレミアリーグでアジア選手初の得点王に輝いたトッテナムFWソン・フンミンが左目周辺を骨折した影響が心配されるが、まずは初戦のウルグアイ戦がカギを握るだろう。「アジアの盟主」復権を目指す韓国の戦いぶりが注目される。

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