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サッカーフランス代表の歴代ワールドカップ成績、史上3チーム目の連覇狙う

2022 11/26 11:00SPAIA編集部
フランス代表のエムバペ,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

初戦でオーストラリアに4点快勝

ワールドカップカタール大会で熱戦が続いている。グループDに入った前回優勝のフランスは初戦でオーストラリアを4-1で下して好スタートを切った。26日19時(日本時間27日1時)からデンマーク、30日18時(日本時間12月1日0時)からチュニジアと戦う。

7大会連続16回目の出場となったフランス。これまでのワールドカップ成績は以下の通りとなっている。

1930年ウルグアイ大会:1次リーグ敗退
1934年イタリア大会:1回戦敗退
1938年フランス大会:ベスト8
1954年スイス大会:1次リーグ敗退
1958年スウェーデン大会:3位
1966年イングランド大会:1次リーグ敗退
1978年アルゼンチン大会:1次リーグ敗退
1982年スペイン大会:ベスト4
1986年メキシコ大会:3位
1998年フランス大会:優勝
2002年日韓大会:1次リーグ敗退
2006年ドイツ大会:準優勝
2010年南アフリカ大会:1次リーグ敗退
2014年ブラジル大会:ベスト8
2018年ロシア大会:優勝

「将軍」プラティニを中心にメキシコ大会3位

ワールドカップ実現に尽力したジュール・リメFIFA会長がフランス出身だったこともあり、フランスは1930年の第1回ウルグアイ大会から出場している。

初めて世界に実力を知らしめたのは1958年スウェーデン大会だった。ジュスト・フォンテーヌが2度のハットトリックを含む13得点をマーク。今も1大会の最多得点記録となっているゴール量産で3位に入った。

フランスを代表する選手の一人に「将軍」と呼ばれたミシェル・プラティニが挙げられる。華麗なパスワークで魅了する「シャンパン・サッカー」で1978年アルゼンチン大会から3大会連続出場。1982年スペイン大会は準決勝で西ドイツに3-3の末PK戦で敗れ、3位決定戦はポーランドに2-3で敗れて4位だった。

1986年メキシコ大会では準々決勝でブラジルと激突した。「事実上の決勝」とも言われた試合は、ブラジルがカレカのゴールで先制すると、フランスはプラティニの同点ゴールで追いつく白熱の展開。延長でも決着がつかずPK戦で勝利を収めた。準決勝では西ドイツに敗れたものの、3位決定戦でベルギーを4-2で下し、1958年スウェーデン大会以来の3位となった。

ロシア大会はエムバペの活躍で2度目の優勝

フランスが悲願の初優勝を果たしたのが、3大会ぶりの出場となった自国開催の1998年大会だ。ジネディーヌ・ジダンを中心に勝ち上がり、準々決勝でイタリアをPK戦で下すと準決勝ではクロアチアに2-1で勝利。決勝ではジダンの2ゴールなどでブラジルに3-0で快勝した。

前回の2018年ロシア大会では、19歳183日のキリアン・エムバペが代表最年少ゴール記録を塗り替える活躍。決勝でクロアチアを4-2で破り、20年ぶり2度目の優勝を果たした。

カタール大会もエムバペは注目選手の一人で、初戦のオーストラリア戦でもゴールを決めた。大会直前にベンゼマの欠場が決まり、オーストラリア戦で左サイドバックのリュカが故障するなど不安材料もあるが、史上3チーム目の連覇なるか注目だ。

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