組み合わせとFIFAランキング
2022FIFAワールドカップカタール大会の組み合わせ抽選会が1日（日本時間2日未明）に行われた。組み合わせは以下の通りに決まった。
詳しく説明すると、グループAは、開催国のカタール、南米予選4位のエクアドル、アフリカ3次予選でエジプトを破ったセネガル、欧州予選グループG1位のオランダ。
グループBは、欧州予選グループI1位のイングランド、アジア最終予選グループA1位のイラン、北中米カリブ海予選3位のアメリカ、加えて欧州PO・パスA［（スコットランドvsウクライナの勝者）vsウェールズ］の勝者。
グループCは、南米予選2位のアルゼンチン、アジア最終予選グループB1位のサウジアラビア、北中米カリブ海予選2位のメキシコ、欧州予選のPOでスウェーデンを破ったポーランド。
グループDは、欧州予選グループD1位のフランス、欧州予選グループF1位のデンマーク、アフリカの3次予選でマリを破ったチュニジア、加えてアジアと南米の大陸間PO［（UAEvsオーストラリアの勝者）vsペルー］の勝者。
グループEは、欧州予選グループB1位のスペイン、欧州予選グループJ1位のドイツ、アジア最終予選グループB2位の日本、加えて北中米カリブ海とオセアニアの大陸間PO（コスタリカvsニュージーランド）の勝者。
グループFは、欧州予選グループE1位のベルギー、北中米カリブ海予選1位のカナダ、アフリカ3次予選でDRコンゴを破ったモロッコ、欧州予選グループH1位のクロアチア。
グループGは南米予選1位のブラジル、欧州予選グループA1位のセルビア、欧州予選グループC1位のスイス、アフリカの3次予選でアルジェリアを破ったカメルーン。
グループHは、欧州POでトルコと北マケドニアを破ったポルトガル、アフリカ3次予選でナイジェリアを破ったガーナ、南米予選3位のウルグアイ、アジア最終予選グループA2位の韓国。
これらの32カ国が、まずは各組2位以上が進出できるベスト16入りを目指すことになる。
全グループの平均順位
組み合わせが発表されたのち、多くのメディアが使用したのが「死の組」という言葉だった。
「死の組」とは、同じ組に強豪が多く存在している状態を指す。抽選会直前に発表されたFIFAランキングを使用して各組の平均順位を出すことで「本当の死の組」を探った。
プレーオフを突破する国によって左右されるものの、いずれにしても拮抗しているグループBやペルーが出場した場合のグループD、コスタリカが出場した場合のグループEが「死の組」と呼べるだろう。
ウェールズが出場した場合のグループBは、最も激しい戦いとなる可能性が高く、見応えのある試合が続くはずだ。
ベスト16予想
続いては大胆にも、ベスト16に進出する国を簡単な理由を添えて予想した。おもな判断材料は予選の出来と、近年の実績だ。
グループAからは、ファン・ハール監督が就任後非常に好調を維持しているオランダと、2014FIFAワールドカップを除いて開催国は決勝トーナメントに進出していることからカタール。
非常に予想が難しいグループBからは、2021年のEUROで決勝まで勝ち進んだイングランドと、いずれも地力のある欧州PO勝者。
グループCからは、南米予選を無敗で突破したアルゼンチンと、隣国での開催でコンディション調整がしやすそうなサウジアラビア。
グループDからは、ウクライナなどと同組に入った欧州予選を無敗で駆け抜けたフランスと、スコットランドらを上回って本大会出場を決めたデンマーク。
グループEからは、順当にいけばスペインとドイツだろう。ただ日本人として、群を抜いた勝負強さを持つドイツと、そして日本を挙げたい。
グループFからは、ウェールズやチェコとの欧州予選を無敗で突破したベルギーと、アフリカ予選のグループリーグを全勝で突破したモロッコ。
グループGからは、南米予選を首位突破したブラジルと、欧州予選でEURO2021王者のイタリアを上回ったスイス。
グループHからは、クリスティアーノ・ロナウドがおそらく最後のワールドカップで輝きを放つとみるポルトガルと、こちらも最後のワールドカップになるであろうルイス・スアレスとエディンソン・カバーニを擁するウルグアイ。
今回はベスト16に進出する国を予想したが、決勝に進出する2カ国や優勝国を予想して本大会を見るのも一興ではないだろうか。いずれにしても開幕が待ち遠しい。
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