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【Jリーグニックネーム辞典】外国人ジャーナリストが名付けた「キング・カズ」


三浦知良,キングカズ,スーツ

Ⓒゲッティイメージズ

KING KAZU

サッカー選手の中にはファンやチームメートから特別な名前で呼ばれる選手・監督がいる。そこには彼らの特徴であったり性格、過去の経歴など様々な由来がある。そんなニックネームから選手・監督を紐解いていく。


今やFIFA公式ホームページで世界中に発信されるニックネームとなった三浦知良選手の「キング・カズ」。

この名は、1993年10月22日付のカタール紙「ガルフ・タイムズ」の一面に大きく「KING KAZU」と書かれたのがはじまりだということをご存知だろうか。 名付けたのは当時記者だったデイヴィット・ジェイムズ氏である。

三浦選手は日本代表の一員としてカタールで行われていたW杯アジア最終予選を戦っていた。後にドーハの悲劇と呼ばれる大会である。 W杯初出場を目指す日本代表だったが、1敗1分けと早くも敗退の危機を迎えていた。迎えた3戦目の北朝鮮戦で、三浦選手はそんな重苦しい雰囲気を鮮やかなプレーで一蹴。2得点1アシストの大活躍で日本代表を蘇らせた。1993年10月22日はその北朝鮮戦の翌日である。

D・ジェイムズ氏は、この試合で三浦選手が見せつけた圧倒的な存在感を読者に伝えようと、サッカーの王様ペレ氏の「キング・ペレ」とかけて「キング・カズ」と見出しを打ったのだ。

三浦選手は、サッカーの「キング」といえばやはりペレ氏であるという思いも強く、当時は抵抗もあったそうだ。今ではそのペレ氏をお手本に「キング」の名に恥じない言動を心がけているという。

中東の外国人記者がつけた一つの見出しが、日本に本物の王様を生み出した。

 
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