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Yahoo! のファンタジーベースボールにおけるちょっとしたコツとは?

2018 4/2 15:45mono
ファンタジーベースボール
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複数ポジションを守れる選手は重要

Fantasy Baseball(以下ファンタジーベースボール)のルール及び概要はこちらの記事を参照。

今回は基本的なルールを理解した上で参考になるコツを紹介したい。(アメリカでは複数のサイトで展開されているが、アメリカのYahoo!が運営しているファンタジーベースボールのルールに準ずるものとなる)

多くのリーグでは、ポジションごとに指定された人数を起用する。捕手が1名、一塁手が1名、二塁手が1名といったように、各ポジション1名となっている場合が多い。外野は右翼、左翼、中堅と別れていることもあれば、ひとくくりにされているリーグもある。その他、ポジションに関係なく起用できるユーティリティーが設定されているリーグもあるだろう。投手は「先発」と「リリーフ」の2種類となっており、どちらも起用可能な投手枠も存在する。

昨年の実績に基づき各選手には、あらかじめポジションが割り振られており、今シーズン新たなポジションを守れば試合数に応じて追加される。たとえば、イチロー(マリナーズ)であれば左翼、右翼、中堅の3ポジションが与えられており、ダルビッシュ有(カブス)は先発投手が割り振られている。

ポジションは、リーグごとに設定されている人数までしかラインナップに加えることはできないため、極めて重要だ。一塁手が1名のリーグであれば、同時に一塁手を2名以上起用できないということでもある。(ポジション関係なく起用できるユーティリティー枠が設定されている場合もある)

そのため、活躍が見込める選手でもポジションが同じであれば、どちらか一方しか起用できないジレンマに陥ってしまう。その時の助けになるのが、イチローのように複数のポジションを設定されている選手だ。

現時点ではアンソニー・リゾ(カブス)が一塁、二塁と2つのポジションがついており、クリス・ブライアント(カブス)は三塁と、右翼が割り振られている。リゾを二塁、一塁でジョーイ・ボット(レッズ)とすることができる一方、リゾを一塁とし二塁でロビンソン・カノ(マリナーズ)を起用することが可能だ。このようにマルチポジションを守れる選手は、現実同様に起用の幅も広がり重宝されるのだ。

【主な複数ポジションを守れる選手】

  • ジェイ・ブルース(メッツ):一塁、右翼
  • アンソニー・リゾ(カブス):一塁、二塁
  • クリス・ブライアント(カブス):三塁、右翼
  • ブランドン・ベルト(ジャイアンツ):一塁、左翼
  • ジェイソン・キプニス(インディアンス):二塁、中堅
  • マーウィン・ゴンザレス(アストロズ):一塁、二塁、三塁、遊撃、左翼

ロースター以上の人数を登録するには?

このゲームでは、各チームの登録人数はリーグによって異なる。15名のリーグもあれば30名近い選手を起用するリーグもある。どちらにせよ、決められた人数の枠内でチームを運営することが求められるのだ。

その人数を一時的にではあるが、増やすことができる。それはDL(Disabled List)、N/A(Not Active)の活用だ。現実のMLBでもDL入り、もしくはNA入りとなるとロースターの人数には含まれず、下部組織からの昇格が可能となる。それと同様にファンタジーベースボール内でもDL、N/Aに選手を入れることで枠を1つ空け、選手を補充することができるのだ。

DL、N/Aともにリーグによって何枠分使用できるかは異なる。事前に確認は必要だが、有効に使いたい。

シーズン中は勿論だが、この増枠はドラフト時に威力を発揮する。開幕はDLスタートだが、その後に復帰する見込みの選手、昇格予定の有望株などを獲得しておきドラフト後にDL、N/Aへ移動させれば、通常より多く選手を獲得できるのと同じになる。

ただし、ドラフト時はDL(N/A)に入っていないことが多いため、開幕してからDL(N/A)へ移動させ、そこで選手を補充するのが一連の流れとなる。DLから復帰する際に選手を1名外さねばいけないが、開幕しているために選手の見極めはドラフト時よりも予測しやすい。

ファンタジーベースボールには、このようなコツがいくつかある。プレーするうえで有利な技もあるので、一度参考にしてみてほしい。

※情報は2018年3月22日時点