オリンピックは神様のお祭りだった?
そもそもオリンピックは古代ギリシャで行われていた「ギリシャの神々のためのお祭り」だったそうです。時代で言うと紀元前9~8世紀頃に開催されていたものが基になっているようですね。
お祭りをした理由には諸説あり、神話の中で死んでしまった神々を慰めるためのものであったというのが有力視されていますが、逆に戦争に勝った神々が建てた神殿で4年に1回行われていた大会が始まりであったともされています。
ちなみに、当時最初に行われた競技は「191m走」だったようです。この微妙な191という数字は、この競走種目のために作られた開催地「スタディオン」の大きさに由来するそうです。また、このスタディオンというのは、ギリシャ神話に登場する「ヘラクレスの足の裏のサイズ600コ分」に由来するそうです。
やはり、オリンピックは神々のためのお祭りだったのかもしれませんね。
お馴染みの「メダルを噛むポーズ」は禁止?
きっと多くの方がご存知のはずの「メダルを噛むポーズ」。これは、2000年のシドニーオリンピックでQちゃんこと高橋尚子選手がマラソンで金メダルを獲得した際にとったポーズが元祖だと思われる方が多いかもしれません。
しかし、このポーズを最初にとったのは、1988年ソウルオリンピックの水泳でメダルを獲得したオーストラリアの選手だそうです。さらに言えば、日本人選手で最初にこのポーズをとったのは、1996年のアトランタオリンピックに出場した柔道の選手だと言われています。
このポーズ、喜びを思う存分表現するには結構良いと思いませんか?しかし、見方によっては「下品だ」という意見もあったり、そもそも選手自身が「カメラマンから噛むポーズを要求されるのが嫌と感じている」などの意見もありました。
これを受け、2014年のソチオリンピックから、日本オリンピック委員会は日本人選手がこのポーズをすることを禁止したそうです。
聖火って消えたことはないの?
オリンピックの始まりを告げる聖火リレーの終了、そして聖火台への点火。非常に感動的な瞬間ですよね。しかし、この聖火、「消えた」ことはないのでしょうか?
結論から言えば、「消えたことがある」が正解です。聖火リレーなどで用いられるトーチには、消えづらくするためのさまざまな仕組みが施されています。ただ、いくら工夫をこらしていても、天候的な理由や、リレー中の派手なパフォーマンスなどにより消えることもあるようです。
聖火が消えた時には、リレーに同伴する車両やスタッフなどが「聖火のスペア」のようなものを保持しており、そこから新たに点火し直すのだそうです。ですから、厳密に言えば消えているのですが、「聖火そのものは無くなっていない」と考えるとよいのかもしれません。
東京オリンピックでは安全に聖火が聖火台へ運ばれて欲しいものですね。
まとめ
明日から人に言いたくなる、オリンピックの雑学を3つご紹介しました。知っているものはありましたか?
オリンピックには、その歴史の数だけさまざまな豆知識があります。
調べてみると、意外な事実がわかったりするので面白いですよ。