1995年創設、スケボーや自転車BMXのプロ競演
1995年に米スポーツ専門局ESPNが創設した「Xゲームズ」と呼ばれる新世代のスポーツ大会が日本に初上陸した。
スケートボードや自転車BMXなど「アクションスポーツ」で世界最高峰の国際総合大会「Xゲームズ」が4月24日まで千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われ、東京五輪のメダリストら世界のトッププロたちが観客を熱狂させた。
「エクストリーム(極限の)スポーツ」とも呼ばれる競技を複数、同時に実施する形式で、これまで米国をはじめ欧州や中東、南米など世界12カ国で開催され、延べ600万人以上が観戦。テレビ放送やユーチューブ、SNSを通じても世界の若者を中心に視聴者を魅了し、急成長を遂げている新たな分野でもある。
夏季はスケートボード、BMXフリースタイルやモトクロス、冬季はスノーボードやフリースタイルスキーなどを実施。出場選手は主催者が招待するトッププロに限られる。
今大会、東京五輪のメダリストが一堂に会したスケートボードのストリート男子は五輪覇者の堀米雄斗(ミクシィ)が優勝し、2019年米国大会以来2度目の制覇。15歳の池田大暉が2位、五輪代表の白井空良(ムラサキスポーツ)が3位に入り、日本勢がXゲームズの同種目で初めてメダルを独占した。女子ストリートは五輪銅メダルの中山楓奈(ムラサキスポーツ)が準優勝した。
スケートボードの女子パークでも東京五輪金メダルの四十住さくら(ベンヌ)が初優勝を飾り、五輪銀メダルの開心那(WHYDAH GROUP)は2位。3位の手塚まみと合わせ日本勢が表彰台を独占した。自転車BMXパーク決勝に出た中村輪夢は6位だった。