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レコーディングダイエットによるセルフモニタリングで食べ過ぎ防止を

2021 9/26 06:00近藤広貴
イメージ画像,ⒸUmpaporn/Shutterstock.com
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ダイエットに取り組む女性の6割は失敗

「美しい体を手に入れたい」「キレのある逞しい体を手に入れたい」。そんな思いからダイエットに励んだ経験がある人も多いだろう。男女合計6000人を対象に行われたダイエット意識に関するWEB調査では、半数にあたる約50%が、現在ダイエットに取り組んでいると回答している。

しかし、RIZAP株式会社によると、ダイエットに取り組んだとしても実施者のうち男性は3割が、女性は6割が失敗に終わっているという。

一言でダイエットといっても、糖質制限ダイエットやヒートトレーニングダイエットなど、ダイエット法には様々なものがあり、自身に適したダイエット法を実施しなければ失敗に終わる可能性が高い。

特に初心者の方は、頑張っているのになぜか痩せていかないと悩むことも多いだろう。そんなダイエット初心者におすすめなのが、レコーディングダイエットである。

ダイエットの原理原則として、摂取カロリーよりも消費カロリーが多ければおのずと痩せていく。このレコーディングダイエット法を取り入れることで、食べ過ぎによる体重の増加を避けることが可能となるのだ。

発案者の岡田斗司夫氏は1年で50kgの体重減

レコーディングダイエットとは、食事や摂取したカロリー量、運動の量、摂取した水分の量などを事細かに記録として残していくダイエットである。

このダイエット法は、評論家である岡田斗司夫氏によって発案された。岡田氏自身もこの方法により1年間で50kgものダイエットに成功しており、効果の高さがうかがえる。

例えば「1日あたりの摂取カロリー量を1500キロカロリー以下に抑える」と目標を定めたら、あとは徹底的に食べたものを記録として残し管理することで、目標設定をオーバーしないようにする。

ダイエット初心者は、知らず知らずのうちに結構なカロリーを摂取していることもあり、数値で管理することにより、目で見て食べてよい量を瞬時に判断することができ、食べ過ぎを防止できるのだ。

また、肥満や糖尿病を専門に研究するアメリカの医師エイミー・ウォルター氏は、細かな管理により計画に基づいて実行していくセルフモニタリングは心理的なモチベーションを高める源となることを述べている。

一見、簡単なダイエット法に見えるが、食べた物のカロリーを把握しながら計画的にダイエットに取り組むことで、基準を超えないようにモチベーションが高められ継続することができるというのだ。

レコーディングダイエットのやり方

レコーディングダイエットのやり方は至って簡単である。まずは、1日あたりに摂取してよい総カロリー量の目標を無理のない範囲で決める。

あとは、その設定目標を超えないように1日に食べた物やそのカロリー数、運動量、摂取した水分量などを事細かに記録していくだけだ。また、体重の変化がわかるよう、毎日決まった時間の体重の記録も残していきたい。

レコーディングダイエットは短期間で終わってしまっては効果が現れにくい。最低でも1カ月以上の長期スパンでダイエットに取り組むと、目に見えて効果がわかるだろう。

また、ダイエット終了後も設定カロリー量を自身の1日に必要なカロリー数値に設定してレコーディングを継続することで、ダイエット後のリバウンドの心配もなくなる。

レコーディングダイエットはダイエット効果をもたらすだけでなく、管理した食生活を送れるようになり、生活習慣病などの現代病の防止にもつながる。自分自身の体型や健康は自分の手でしっかりと管理し、豊かな毎日を送りたいものだ。

《ライタープロフィール》
近藤広貴
高校時代にボクシングを始め、全国高校総体3位、東農大時代に全日本選手権3位などの成績を残す。競技引退後は早稲田大学大学院にてスポーツ科学を学ぶ。現在は母校の教員としてボクシング部の指導やスポーツに関する研究を行う傍ら、執筆活動を行っている。

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