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弓道の初心者がグングン上達!?覚えておきたい「心技体」の心得

2016 12/21 10:03
弓道
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Photo by paul prescott / Shutterstock.com

弓道でまだ初心者のうちは、矢の軌道が安定しなくて上手く的中させられないことが多いと思う。 なぜ矢が安定しないのかを突き詰めることで、他の武道やスポーツ全般と同様「心技体」の欠如が見えてくる。 この記事では弓道の初心者に向けて、上達のコツを心技体の観点から説明する。

弓を射るのに充分な集中力で -心の問題-

弓道は、弓を射り矢を的に中てることが目的の武道である。的中を出せば出すほど大会では優秀な成績を収められ、試験で昇段することもできる。
しかし初心者のうちは的中はおろか、矢がイメージとは全く違う軌道を描くことも珍しくない。 これは弓を扱う一連の動作や、矢を引く強さなどが安定しないために起こる。

なぜ動作や力加減が安定しないのか?これを心技体の「心」から追及すると、集中力の欠如に辿り着く。 つまり、「上手くできるかな」とか「絶対に的中させてやろう」などといった思いが、弓を射るその動作に必要な集中力を妨げているのである。
初心者ほど焦りから心に余裕がなくなり、射型に精神統一しきれない傾向にある。 弓道は失敗を重ねなければ上達しない。結果に囚われず、射型に全神経を集中させよう。

正しい射型を繰り返し観察し、射癖をつけない -技の問題-

弓道は自己流で挑戦し続けても上達しない。それどころか、射癖がついてしまい体を故障する原因となったり精神面に悪影響を及ぼす場合もある。
例えば射法八節の「離れ」には、「大離れ」や「すくい離れ」、「ゆるみ離れ」という射癖がある。 こういった射癖のある方も、大概は望んでそうなった訳ではない。知らず知らずのうちに射癖がついていた、という方がほとんどだ。

正しい射型の習得は、心技体の「技」に相当する部分である。普段から指導者や有段者の射をよく観察して、頭に焼き付ける習慣をつけよう。
また、ご自身の射型が崩れていたり射癖がついていないかチェックするためにも、指導者や有段者の方には積極的に助言を求めて下さい。

足りない筋力は毎日の地道なトレーニングで -体の問題-

弓道で矢を引く動作は、初心者にとって思いのほか力を要するものだ。弦が強く締まっていると理論上は的中率が向上するが、比例して腕力もさらに必要となる。 そのため弓道を上達させたい方の多くは上腕筋を鍛えるトレーニングを日常的に行っている。
また、弓道では体のバランスを司る「体幹」を鍛えることも大切だ。正しい姿勢を保った射型には体幹の強さが不可欠だからだ。 インナーマッスルは一時的なトレーニングで鍛えられるものではないので、例え少しずつでも毎日続けることが重要である。
地道なトレーニングにはなるが、やり方によっては自宅でも鍛えることが可能なので、空き時間などを利用して実施しよう。

弓道上達へのプラスα -イメージトレーニング-

初心者でも経験者でも、弓道を上達したい方々はイメージトレーニングにも時間を使っている。
体配や射型などを思い浮かべ、その動作が正しく行われているか意識をしたり、 上級者の射型を撮影した動画を見てイメージを湧かせていくことが、弓道の上達にとても役立つ。
最近は、範士の先生が行う射型や全日本選手権の様子などが動画サイトにアップされている。 普段は見られない映像も視聴可能なので見ごたえもある。

イメージトレーニングのコツは、意識を集中させてご自身に投影するという繰り返しだ。 気が散るような環境は避けて行おう。

弓道上達のプラスα -自宅で行う体配練習-

弓道を行う上では、基礎となる体配を繰り返し練習することも大切である。
体配は昇段審査の合格基準としても重要な位置づけになるため、初心者のうちから練習に打ち込みたいところだ。 ただし、道場で行う集団練習ではいろいろな制約があったりと、体配練習の時間を思うように取れない場合もある。
時間をかけてしっかり練習したいなら、イメージトレーニングと合わせて自宅で行うのが良いだろう。 動画などで体配の確認、復習をして、イメージをインプットしたら実際に動いてみるのだ。 そうすることで理想と現状の乖離がより発見しやすくなり、上達への近道となる。

まとめ

このように、弓道においても「心技体」を反映させたトレーニングを適切に行うことで飛躍的な上達を狙うことが可能である。 特に初心者のうちからトレーニングを習慣にしておくことは、経験を積んで有段者となってからも有益となる。 重要なのは「意識」と「繰り返し」。集中できる環境と日頃からの反復を大切にしてやり抜こう。

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