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競輪の自転車と普通の自転車の違いとは?

2017 1/25 19:28
競輪
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Photo by Fifian Iromi/Shutterstock.com

競輪選手が載っている自転車は、なぜあんなにスピードがでるんだろう。普段私たちが乗っている自転車と何が違うのだろう?ここでは、その違いについて検証していくことにしよう。

競輪で使っている自転車の特徴とは

競輪選手がつかっている自転車は、テレビなどで見かけるツールドフランスやロードレースの自転車とも違う。また、私たちが普段使っている自転車とも違う。何が一番違うかというと、ブレーキがなく変速機もない点だ。ギアは固定されてしまっており空回りすることはないため、ペダルをこぐ回転数と車輪の回るスピードが一する。つまり、ゆっくりこぐと車輪もゆっくり回るということだ。競輪選手の自転車は、“レーサー”とも呼ばれている。

競輪選手の自転車はどれくらいのスピードがでているの?

競輪選手の出すスピードは、最高70km/h以上だ。選手それぞれの能力によってだすスピードも異なり、ラインの先頭に立つと風の影響を受けて負荷がかかるためスピードも遅くなる。選手は自分の能力を存分に発揮できるように、自分流にレーサーをアレンジして使用している。
一般的な自転車の重量は大体18kgだが、レーサーの重量は7?8kgと非常に軽くなっている。極限まで余分なものを取り除き、スピードを優先させている結果といえる。またレーサーのフレームもオーダーメイドが多く、自分にあったチョイスをしている。

競輪選手の自転車調整方法とは?

競輪選手の自転車は自分流のアレンジという紹介をしたが、実はコンディションによって日ごとに調整していることがある。それは初めに固定させるギアだ。変速機がないので、スタートする前にあらかじめギアの比率を決めて固定させてしまうのだ。ギアはペダルの根元と後輪にあり、この比率を自分で調整する。
選手たちは自分が最高のパフォーマンスを見せるために、日々自分でレーサーを組み立てたり、整備したり、チューンアップしたりしてる。

競輪選手のギアの固定方法とは!

競輪選手の自転車はギアを固定しておくということは理解してもらえただろう。では選手たちは、どのようにギアを決めているのか見ていこう。選手の特性として先行逃げ切りが得意なタイプの場合は、最高速度を高める必要性があるため、ギア倍数を大きくしてスピードに乗った分だけ加速していく設定にすることが多い。
追い込みを得意とする選手の場合は最後のダッシュ力を上げるために、ギアの倍数を小さくし、漕ぐ力を軽くする設定にすることが多いのだ。

競輪選手の自転車はどれくらいするの?

競輪選手の使用している自転車は、オーダーメイドが大半なので、使用する部品やフレームなどメーカーによっても値段は大きく変わってくる。特に高いのはフレームで、フレームだけで10万から30万する場合もある。また、戦法や脚質などで使用するフレームにも違いが出てくるため、選手の能力とフィーリングマッチしたものがベストといえるのだ。その他、タイヤやクランク、サドル、ギア、ペダルなど必要な部品だけでも20種近くあるので、大体総額で50万以上すると思っていいだろう。

まとめ

普段私たちの乗っている自転車とは随分違い、それぞれの選手に合わせてカスタマイズされている。してより早くゴールできるよう工夫している。