アルテミスSは豪快な差し切り勝ち
10月26日(土)、東京競馬場ではアルテミスS(GⅢ・芝1600m)が行われた。暮れの2歳女王決定戦、阪神JFにも直結してくるこのレースには、6月の新馬戦を持ったままで快勝したリアアメリア、新馬戦を先行して鋭い末脚を使って勝利したサンクテュエールなど、9頭立てながら好メンバーがそろった。
レースは少しバラついたスタートとなり、リアアメリアは後方からのレースとなった。ダッシュよく先手をとったのは大方の予想通りビッククインバイオ。2番手には外からサンクテュエール、オータムレッドと続く。後方2番手を追走していたリアアメリアは、行きたがり気の悪さを出していた。
前半600mは36.3というスローペースでレースは流れ、隊列は変わらず4コーナーから直線コースへと向く。粘るビッククインバイオに外からじわじわと迫るサンクテュエールだったが、大外から一気に追い込んできたのはリアアメリア。内の2頭に並びかける間も無く鮮やかに差し切った。時計は1:34.3、2着はコンマ1秒差でサンクテュエールという結果に終わった。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
今回は小頭数だったこともあり、リアアメリアが気の悪さを見せながらも勝利したが、阪神JFに出走するならフルゲートの18頭は必至。かなりの能力があるが、スムーズに追走できないと足をすくわれかねない。気性の成長が待たれる。
予想は、馬場傾向から分析した三木氏が◎リアアメリア、△サンクテュエール、○ビッククインバイオで見事に的中した。
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