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中京記念は三木氏◎のグルーヴィットが勝利 先週のSPAIA予想陣の予想は的中なったか?

2019 7/22 10:51SPAIA編集部
イメージ画像ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

中京記念は3歳馬によるワンツー決着

7月21日、開催最終日となった中京競馬場で行われた中京記念(GⅢ・芝1600m)。SPAIA予想陣が馬券対決を行うサマーSPAIAシリーズの対象レースだったが、果たして結果はどうだったのか、レースとともに振り返っていこう。

スタート後、内からダッシュ良くグランドボヌールが先頭に立つが、ツーエムマイスターがかわしてハナを切る展開となり、前半600mの通過は35.3という少し速いペースだった。ゴール前、先に抜け出したのは道中5番手を追走していた1番人気のプリモシーン。しかし、その外からグルーヴィットとクリノガウディーの2頭、内からはミエノサクシードが急襲して4頭による大激戦となった。

その争いをハナ差で制したのは、ハンデ52kgの3歳馬グルーヴィット。2着は同じく3歳馬のクリノガウディー、3着はプリモシーンという結果だった。勝ちタイムは1:33.6、グルーヴィットが使った上がりは34.6だった。

SPAIA予想陣の結果は、サマーSPAIAシリーズ5戦目にして、ようやく三木氏が的中。馬券は◎-▲の馬連1000円を的中し配当は25800円に。これまでの負けを一気に取り戻す結果となった。中京記念が現在の条件に変わってから、過去7年の優勝馬の平均上がり34.7を重視した予想がズバリはまっただけに、今後の馬場予想にも注目していきたい。

サマーSPAIAシリーズ4戦目終了時の結果ⒸSPAIA

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その一方、あえて牝馬が勝利していないデータを無視する形でミエノサクシードを本命にした門田氏、追込馬のロワアブソリューに注目した喜畑氏はまたしてもハズレという結果に……。負けが込んできただけに、穴狙いで一発逆転を狙うのか、それともまだ先は長いと考えてコツコツと取り戻す作戦に出るのか、今後の馬券の買い方も気になるところだ。


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キズナ産駒が重賞初制覇

函館競馬場では、JRAで今年最初の2歳重賞となる函館2歳S(GⅢ・芝1200m)が行われた。一番星に輝いたのはどの馬だったのだろうか。

スタートで1番人気のレッドヴェイパーが出遅れて後方からのレースに。ハナを切ったのは、同じくあまりいいスタートではなかったビアンフェだった。続いてリュウノゲキリン、ブルーパピヨン、プリンスリターンなど2番手以下は混戦となる中で、前半600mは33.6というハイペースでレースは最後の直線へ。

しかし逃げたビアンフェのスピードは衰えることなく、むしろ後続を突き放すほどの強さで、そのまま押し切った。新種牡馬のキズナにとっても、これが産駒初の重賞制覇となった。2着は後方から追い込んできたタイセイビジョン、3着は先行していたプリンスリターンという結果に終わっている。勝ちタイム1:09.2は非常に速いタイムだったと言えるだろう。

予想は東大ホースメンクラブ、三木氏ともに◎はパフェムリだったが、結果は4着。直線で進路がなくなる不利があり、悔やまれるレース内容だった。スムーズに走っていれば、2着争いに割って入っていたかもしれない。能力の高さは証明してくれたので、次走以降に改めて期待したいところだ。


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