先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神での2場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。
芝のプラス傾向
1枠
【3-0-0-9】勝率25.0%、複勝率25.0%
逃げ
【4-0-0-5】勝率44.4%、複勝率44.4%
芝で注意したい傾向
5枠
【1-0-0-14】勝率6.7%、複勝率6.7%
差し
【1-4-2-43】勝率2.0%、複勝率14.0%
芝は内、前有利。外回りはまだマシだったが、内回りでは1~4枠【4-4-4-15】勝率14.8%、複勝率44.4%に対して、5~8枠【1-1-1-28】勝率3.2%、複勝率9.7%と内外で明暗が分かれた。
脚質別成績では基本、前有利ではあったが、追込馬の台頭もあった。ただ、好走例の多くがチューリップ賞のウォーターガーベラをはじめとしたイン差しのパターンだった。そんななか、日曜阪神5Rを外差しで勝ったエバーグルーヴは今後注目かもしれない。
話が逸れたが、脚質に関わらずインをうまく使えた馬が強く、今週もこの傾向は続きそうだ。
ダートのプラス傾向
8枠
【1-6-3-20】勝率3.3%、複勝率33.3%
初角5番手以内
【12-8-11-52】勝率14.5%、複勝率37.3%
ダートで注意したい傾向
3枠
【1-1-0-23】勝率4.0%、複勝率8.0%
初角6番手以下
【3-7-4-119】勝率2.3%、複勝率10.5%
ダートは外枠、前有利。8枠は勝ち切れないものの、2着馬の数が目立った。3、4枠の間が成績の境目で、1~3枠【5-3-3-64】勝率6.7%、複勝率14.7%に対し、4枠以降が【10-12-12-107】勝率7.1%、複勝率24.1%と明らかに外がいい。ダートらしい傾向と言える。
位置取りでは、普段以上に前が優勢だった。初角で10番手以下だと【0-3-1-68】勝率0.0%、複勝率5.6%で勝ち馬がいない。とにかく前につけたい週だった。
松山弘平騎手が【3-2-1-4】勝率30.0%、複勝率60.0%と活躍。この3勝はすべて自身の誕生日である3月1日に挙げた。昨年同時期のレース傾向まとめにも取り挙げた通り、阪神ダートが得意な騎手。今週も注目だ。
ほか、シニスターミニスター産駒も【2-1-1-1】勝率40.0%、複勝率80.0%と好調。昨年の京都開催で長期に渡り活躍した産駒で、波に乗ると勢いが止まりにくい。今週も活躍するようなら、以降も楽しみな存在になるかもしれない。
傾向まとめ
芝:内、前有利。後方からの好走は多くがイン差し
ダ:外枠、前有利
特注データ
ダ:松山弘平騎手、シニスターミニスター産駒の動向に注目
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