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【AI予想回顧】大接戦となった日本ダービー 本命エフフォーリアは2着惜敗も馬連をきっちり的中

2021 5/31 17:00SPAIA編集部
イメージ画像ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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福永騎手はダービー連覇

ゴール前は壮絶な追い比べ、命運を分けたのは最後のわずかな首の上げ下げ──。AI予想エンジンKAIBAは2021年の日本ダービー(GⅠ・芝2400m)をどう予想したのか、最終レースに行われた目黒記念(GⅡ・芝2500m)とともに振り返っていく。

過去10年で3頭のダービー馬を輩出している「1枠」、「皐月賞を0.2秒差以上で制した馬」の複勝率83.3%というデータに期待して、AIはエフフォーリアが本命だった。

好スタートから1角で3番手のインにつけたエフフォーリア。逃げたバスラットレオンが1000mを1:00.3とスローペースで通過。しかし、3角手前で後方にいたアドマイヤハダル、ディープモンスターが動いていき、つられるようにサトノレイナスも先頭に並びかけていき、一気にペースアップ。

9番手まで位置を下げたエフフォーリアだったが、横山武史騎手は動じることはなく、冷静にレースを進めて直線ではスムーズに進路を確保。堂々先頭に立ち、勝負あったかに思われた。しかし、内からシャフリヤールが猛追。最後のひと伸びでわずかに交わされ、2着だった。

戴冠したシャフリヤールは、10年で7勝目となるディープインパクト産駒、鞍上の福永祐一騎手は昨年のコントレイルに続いて2年連続のダービー制覇。「最も運のある馬」が勝つといわれるレースだが、エフフォーリアにはほんの少しだけの運が足りなかったのか。それでも、AI予想は▲◎で払戻金5%アップのダービーデー馬連1,010円が的中した。

ハンデ52kgを味方に2番手から押し切り

ダービーデーの締めくくりとして行われた伝統の重賞、目黒記念。AIは過去10年の同レースで人気薄含む2勝をしているキングカメハメハ産駒、ヒートオンビートを本命に推奨。初重賞挑戦でも母マルセリーナという良血馬の素質が開花すると見ていた。

トップウイナーが逃げ、2番手にウインキートス。この2頭が後続に7、8馬身ほどリードをつけて縦長の隊列となった中、ヒートオンビートは5番手からレースを進める。しかし、見た目以上にペースは遅く、32秒台の究極の上がりが求められる展開に。メンバー中最速の上がり32.4を使ったものの、2着までが精一杯だった。

ハンデ52kgも味方に上がり32.5でまとめたウインキートスはこれが嬉しい重賞初勝利。3着には15番人気のアドマイヤアルバが入り、3連単は994,120円の大波乱。AIは勝ち馬が痛恨の相手抜け。残念ながら的中とはならなかった。

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