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【スプリングS】雨が降れば外差しの傾向 本命は道悪実績が光る差し馬

2021 3/20 11:00三木俊幸
スプリングS馬場適正チャート,ⒸSPAIA
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先週土曜日は差し馬が台頭

過去10年ではオルフェーヴル、ロゴタイプ、エポカドーロと3頭の皐月賞馬を輩出。その一方で近2年は10番人気のエメラルファイト、6番人気のガロアクリークと人気薄が勝利しているスプリングS(GⅡ・芝1800m)。今年はどのようなレースになるのか、馬場適性の観点から分析・予想していく。

フラワーCのコラムでも触れているが、先週末の中山芝コースは土曜日が不良、日曜日が重と雨の影響を受けた。4角通過順位を見ると、土曜日は5レース全ての勝ち馬が4角6番手以下。日曜日は4角15番手からの差し切りが1レースあったものの、それ以外の4レースの勝ち馬は4角4番手以内と馬場が乾いてくると前残りの傾向が見られた。

そこで3着以内に入った馬は直線で内から何頭目を通って伸びてきていたのか、残り200m過ぎでの進路を調べてみた。

3着内馬が直線で通ったコースⒸSPAIA

 

先述のように土曜日は全て差し馬が勝利していたため、1着馬が通ったコースは内から7頭目が3頭と最も多く、その他は4頭目と9頭目が1頭ずつ。その一方で、2着には最内を通った馬が3頭おり、大雨が降っていたが直線では最内も伸びる状態にあった。

日曜日も東風Sを逃げ切ったトーラスジェミニこそ、残り200m地点で内から3頭目を走っていたが、2着に来た2頭が最内を通っていたように、不良馬場でレースが行われて極端に内が悪くなったということはないと言える。

しかし、スプリングSが行われる今週日曜日は再び雨予報。先週土曜日と同様に外差しの傾向が強くなると分析する。

道悪実績を信頼

馬場傾向と出走各馬の馬場適性、能力を踏まえたうえで、イルーシヴパンサー、ボーデン、ランドオブリバティ、ロードトゥフェイム、レインフロムヘヴンの5頭に注目した。

スプリングS馬場適性チャート,ⒸSPAIA

 

最注目はロードトゥフェイム。キャリア4戦中3戦が道悪で、前走の若竹賞は不良馬場の中、大外から差し切るレースで勝利している。ある程度自在性のある差し脚質ということもあり、条件的にはピッタリだ。

ボーデンは前走、1:45.2という破格のタイムで圧勝。それだけに道悪になってどうかという不安も無きにしもあらずだが、新馬戦のレースぶりから中山コース自体は問題ないので、能力面では最上位と言ってもいいだろう。

イルーシヴパンサーは、2走前のアスター賞では稍重の馬場で後方から伸びて2着。直線では外に持ち出すロスがありながら伸びてきた。前走も2着に敗れたものの、番手に控えて内ラチ沿いの狭いスペースで勝ち馬と馬体をぶつかるシーンもあったが怯むことはなかった。レースぶりに自在性もあり、ここでも好勝負になるだけの素質は秘めている。

ランドオブリバティは、逸走してしまったホープフルS以来の右回りとなるが、再び騎乗するチャンスを得た三浦騎手も同じ轍は踏まないだろう。前走は初めて後方からのレースとなったが、それでも3着と堅実な走りを見せた。道悪での実績もあるので、普通に走れば馬券圏内に好走する可能性は高い。

レインフロムヘヴンは前走のフリージア賞での勝利を含め4走全てが東京コース。しかし、本質的に切れる脚が使えるタイプではないので、中山コースもあっているはず。逃げ馬ではあるが、警戒は必要だろう。

▽スプリングS予想▽
◎ロードトゥフェイム
○ボーデン
▲イルーシヴパンサー
△ランドオブリバティ
×レインフロムヘヴン

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在は競馬ライターとしてだけでなく、カメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場で取材活動を行っている。

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