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【朝日杯FS】レッドベルオーブ、ステラヴェローチェ中心も大穴警報発令  当日まで覚えておきたいデータとは

2020 12/13 16:30勝木淳
朝日杯FSデータインフォグラフィックⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

阪神に移って7年目

2014年に中山から阪神に舞台を移した朝日杯FS。中山を舞台に行われたのは、1949年第1回(勝ち馬アヅマホマレ)から2013年第65回(勝ち馬アジアエクスプレス)まで。マイル戦になったのは、1962年第14回(勝ち馬グレートヨルカ)からで、第13回までは1200m戦だった。

野武士タケシバオーが勝ったのは1967年第19回、1976年第28回ではスーパーカー・マルゼンスキーが1分34秒4の大記録を樹立。その記録に並んだのは1989年第41回勝ち馬アイネスフウジン。翌年19万人が見守るなか日本ダービーを勝った。翌年リンドシェーバーが1分34秒0を叩き出し、マルゼンスキーのレースレコードを塗りかえた。はじめて1分33秒台を記録した栗毛の怪物グラスワンダーも今となっては懐かしい。

阪神に移って6年。コーナー2回の外回りマイル戦になったことで、総合力が問われるようになり、以前よりクラシック戦線につながるレースといわれるわけだが、昨年のサリオス(皐月賞、日本ダービー2着)を筆頭に牡馬クラシックでタイトルを獲得した馬はまだいない。その一方でNHKマイルC4勝(クラリティスカイ、ケイアイノーテック、アドマイヤマーズ、ラウダシオン)、桜花賞1勝(グランアレグリア)とマイル戦線を中心に翌年活躍する馬を多く輩出している。なおレース分析も阪神移行後の6年間のデータを使用する。

東西別成績(過去6年)ⒸSPAIA

ホープフルSのGⅠ昇格によって西に舞台を移した2歳王者決定戦だが、東西別でみると美浦【3-1-2-16】、栗東【3-5-4-65】で出走を考えると東が優勢。今年の登録馬も美浦所属2頭に対し栗東所属16頭。少数精鋭の美浦所属馬を早々に見限らない方がいいだろう。

馬体重別成績(過去6年)ⒸSPAIA

昨年のサリオス(出走時馬体重538キロ)は阪神移行後の最高馬体重タイ記録。急坂がある舞台ゆえなのか500キロ以上は【2-0-1-10】勝率15.4%、複勝率23.1%と好成績。2歳終わりに500キロを超える馬は多くはなく、見つけたら注目しておきたい。

登録馬で前走500キロ以上だったのはスーパーホープ、ステラヴェローチェの2頭だが、480~498キロ【2-2-3-18】も好成績。前走490キロ以上だった馬は多く、当日の馬体重は必ずチェックしたい。

種牡馬別成績(過去6年)ⒸSPAIA

種牡馬別成績を着度数別トップ5でみると、ディープインパクトが【3-0-1-3】勝率42.9%でトップ。1頭しかいなかった14年はそのダノンプラチナが1着。阪神マイルは元々得意条件(12/6までの過去10年で110勝、2位は31勝ダイワメジャー)だ。

今年はレッドベルオーブ、ロードマックスがスタンバイ。レッドベルオーブにデイリー杯2歳Sで敗れたホウオウアマゾンの父キングカメハメハ【1-1-0-2】が続く。新種牡馬ドゥラメンテ、モーリス、リオンディーズ、昨年新種牡馬キズナ、マジェスティックウォリアーなど新興勢力はどこまで迫るだろうか。

穴候補はキャリア2、3戦、前走1400m組

ここからはさらに戦歴に踏み込んでいく。まずは2歳戦の大事な指標であるキャリアから。

キャリア別成績(過去6年)ⒸSPAIA

勝ち馬、3着以内馬ともにすべて4戦以内。まずはここがボーダーライン。2戦【2-2-2-19】、3戦【2-3-0-22】が平均値といったところか。リオンディーズが15年にキャリア1戦で勝利しているが、今年は登録にマーチリリーがいるものの、こちらはダート1400mの新馬勝ちでやや苦しい。傾向通り2、3戦目に狙いを定めるのがベターか。

前走クラス別成績(過去6年)ⒸSPAIA

前走クラス別成績ではGⅢ組【2-2-1-11】に注目。さらにここを突っ込んでみる。

前走GⅢ組の前走着順別成績(過去6年)ⒸSPAIA

前走GⅢ組のそのレースでの着順をみると、前走1着【2-0-1-3】が目立つ。該当するのはステラヴェローチェとショックアクション。東京スポーツ杯2歳S3着ジュンブルースカイや京都2歳S6着バスラットレオンもいるが、GⅢを勝った2頭を上位にとりたい。

前走GⅡ組は【1-4-3-26】とやや見劣る。ステップレースの京王杯2歳Sとデイリー杯2歳SはともにGⅡなので、頭数が自然と多くなることも頭に入れておきたい。

前走GⅡ組の前走着順別成績(過去6年)ⒸSPAIA

前走GⅡ勝ちはこのレースで【1-3-1-5】複勝率50%と安定感がある。モントライゼとレッドベルオーブは朝日杯FS向きの血統で戦歴もあるため、軸馬候補だろう。

前走距離別成績(過去6年)ⒸSPAIA

最後に前走距離別の成績をみる。前出リオンディーズが前走2000m戦出走だが、概ね1600mか1400m出走馬が好走パターン。 前走1600mは【5-3-3-26】、この6年間でリオンディーズ以外はすべて前走マイル戦出走馬が勝利。対照的に前走1400mは【0-2-3-34】と勝ちきれない。ただし、前走1400m出走は穴パターン。15年11人気3着シャドウアプローチ、16年7人気2着モンドキャンノ、19年14人気3着グランレイが該当する。

モントライゼもいいが、アスコルターレやブルースピリットに穴気配を感じる。キャリアはそれぞれ3、2戦。特にブルースピリットは前走馬体重490キロだったので期待したい。

ライタープロフィール
勝木 淳
競馬ライター。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。YouTubeチャンネル『ザ・グレート・カツキの競馬大好きチャンネル』にその化身が出演している。

朝日杯フューチュリティステークス

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