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最高は3連単2070万円!キーは3着馬にあり GⅠ高配当ランキング

2020 9/29 11:00高橋楓
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帯封も夢でなくなった3連単

「3連単」正式名称は「馬番号三連勝単式勝馬投票法」という。平成16年より発売が開始され、平成20年以前は後半4レースしか発売されていなかった。それだけに当時は午前中にやられていても、後半で何とかなると感じさせる一発逆転の夢がつまった馬券であった。

それまでは万馬券を獲れたら大喜びだったのが、3連単が発売されてからは100万馬券も夢ではなくなった。競馬ファンならずとも、公営競技ファンならば一度は手にしたみたい「帯封」である。間もなく下期のGⅠシーズンが始まる。そこで今回はGⅠでの歴代高配当馬券を振り返ってみたい。

過去最高額は「2070万5810円」歴代ベスト5

3連単 GⅠ歴代高配当ランキングⒸSPAIA

過去に一番の高配当が記録されたのは2015年のヴィクトリアマイル。ストレイトガール(5番人気)→ケイアイエレガント(12番人気)→ミナレット(18番人気)で2070万5810円の超万馬券が飛び出した。

勝ったストレイトガールは前走の高松宮記念で1番人気ながら13着に大敗し、このレースでは5番人気に甘んじていた。2着のケイアイエレガントは前走、京都牝馬Sで重賞2勝目を飾りながら人気の盲点となり12番人気だった。

この馬の場合、いつも人気になりにくかったため重賞制覇がフロック視されていた。これは他のレースでも言えるのだが「前走、重賞好走馬」は馬券では押さえておきたい。

それよりも、波乱の使者はミナレットだった。単勝オッズ291.8倍は断然の最低人気。17番人気が161.0倍だったので、いかに大激走だったかが分かる。レース後に出馬表を見て「あぁ、江田照男か」と気づいた時には後の祭りであった。

以下、秋華賞(2008年)1098万2020円、NHKマイルカップ(2007年)973万9870円、桜花賞(2008年)700万2920円、高松宮記念(2019年)449万7470円と続く。

秋のGⅠは堅い?下期GⅠ高額配当ランキング

3連単 下期GⅠ歴代高配当ランキングⒸSPAIA

過去にJRAのGⅠで3連単200万円以上の超高額配当になったケースは11回あるのだが、6回は5月に行われるGⅠに集中している。下期では秋華賞(2008年)1098万2020円、阪神JF(2012年)304万7070円、スプリンターズS(2006年)の3例しかない。

3歳世代では春のクラシックで力関係がある程度把握できている事や、古馬路線では天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念など王道路線が中心になってくるだけに堅めの決着が多いのかもしれない。

超高額配当の使者は3着馬にあり

3連単 GⅠ歴代高配当ランキングⒸSPAIA

超高額配当が飛び出す時には、単勝100倍を超える穴馬が連対した時と想像するかも知れないが、実はそうではない。JRAで200万円以上の配当が出た際に、単勝100倍を超えて連対した馬は、高松宮記念(2019年)で単勝12番人気の108.0倍で激走したセイウンコウセイ1頭しかいない。

大半は大穴馬が3着に突っ込んできた際である。高額配当ベスト5を見てみると、ヴィクトリアマイル(2015年)で単勝18番人気291.8倍ミナレット、秋華賞(2008年)単勝16番人気147.2倍プロヴィナージュ、NHKマイルC(2007年)単勝18番人気136.6倍ムラマサノヨートー、桜花賞(2008年)5番人気10.8倍ソーマジック、高松宮記念(2019年)17番人気358.9倍ショウナンアンセムとなっている。

ソーマジックの桜花賞は連対馬2頭が二桁人気だったためで、その他のレースは3着馬が波乱の使者となっている。超高額配当を狙う際には無理に人気薄を軸にするのではなく「3着を手広く買う」事をおすすめする。

《ライタープロフィール》
高橋楓。秋田県出身。競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』にてライターデビュー。競馬、ボートレースの記事を中心に執筆している。

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