チュウワウィザードがJRAのGⅠ初勝利
12月5日(土)には中山競馬場でステイヤーズS(GⅡ・芝3600m)、阪神競馬場ではチャレンジC(GⅢ・芝2000m)、そして6日(日)には中京競馬場でチャンピオンズC(GⅠ・ダート1800m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想結果はどうだったのか振り返っていく。
国内では無敗、チャンピオンズC連覇を狙うクリソベリルに注目が集まっていたが、AIの本命は3歳馬カフェファラオ。唯一敗れたJDDは初のナイター、2000m、砂を被るレースと初物尽くしだったのに加え、馬場整備の跡に驚いてリズムを崩したレースでもあった。しかし、前走のシリウスSでは外を回って古馬を一蹴しており、勢いのあるルメール騎手が継続騎乗という点に期待した。
対抗は9カ月半の骨折休養明け、+14kgと余裕残しだった前走のみやこSで4着だったエアアルマス。ひと叩きされた上積みは大きいと見た。
クリソベリルは能力・適性とも申し分ないものの、コース傾向上極めて不利な8枠15番を引いたことが響き、3番手評価までとなった。以下、安定感抜群のチュウワウィザードとみやこSを快勝して挑むクリンチャーにまで印を回した。
内枠から勢いよく飛び出したエアアルマスだったが、外からじわっとインティが並びかけていき2頭が並ぶ形のレースとなった。単勝1.4倍と断然の人気を集めていたクリソベリルは3番手の外目、そこから3馬身後ろの中団馬群にチュウワウィザード、その1列後ろにカフェファラオ、後方5頭目にクリンチャーという隊列で前半1000mを1:00.3で通過。
直線に向いて先頭に立ったインティだったが、外からチュウワウィザードが襲いかかる。さらに大外からはゴールドドリームも差を詰めたが、2着まで。3着にはインティが粘った。
これまでクリソベリルには歯が立たなかったチュウワウィザード。しかしクリソベリルをマークしつつ、スムーズにエスコートした戸崎騎手の好騎乗がJRAのGⅠ初制覇へとつながった。また戸崎騎手自身もこれが大怪我から復帰後、初のGⅠ勝利となった。
注目されていたクリソベリルは、外からチュウワウィザードに並びかけられた時点でいつもの勢いがなかった。鬼門の外枠が影響したのか、それとも+12kgという馬体重が影響したのか、4着が精一杯という内容だった。また本命のカフェファラオは、前走と同様に外から進出を図ったものの、6着。強力メンバー相手に即通用とはいかなかった。
接戦を制したのはオセアグレイト
日本の平地競走としては最長の3600mで争われたマラソンレース、ステイヤーズSのAI本命馬はボスジラ。全兄ポポカテペトルは菊花賞3着馬という血統面に加え、丹頂Sから直行というローテーションは2018年リッジマン、2019年モンドインテロと近2年の勝ち馬と同じ好相性の臨戦過程だという点に着目した。
対抗は前走の京都大賞典では4着と善戦したシルヴァンシャー、以下ポンデザール、タガノディアマンテ、メイショウテンゲンという予想となっていた。
スタート直後の正面スタンド前でスッと先頭に立ったのはタイセイトレイル。2番手にはオセアグレイトがつけていたものの、外からタガノディアマンテが上がっていき、向正面に入ったところで一気に先頭へ。ここからレースの主導権を握ることとなる。
Sペースながら隊列は縦長、再び正面スタンド前へと帰ってきた。印を回していた馬に目を向けると、好位3番手でピッタリと折り合っているポンデザール、その直後にボスジラ、中団にシルヴァンシャー、後方4、5頭目にメイショウテンゲンという位置どりだった。
3〜4コーナー中間で各馬ペースアップ。タガノディアマンテにタイセイトレイルが接近、直後にはオセアグレイトとポンデザールも食い下がり、最後の直線へと向く。しぶとく粘るタガノディアマンテの押し切り濃厚かと思ったところに1完歩ずつ迫ってきたオセアグレイト。ゴール前でグイッと前に出て重賞初制覇を飾った。
AIの本命ボスジラは6着。このレースで馬券圏内に好走したのは、すべて同馬よりも前にいた馬。最後は止まっているわけではないが、思ったほど弾けなかった。
堅い決着だが◎○▲で的中
11頭立てと少頭数になったチャレンジC。AIの本命はデビューから4連勝、前走の大原Sでも強いレースを見せて重賞へと挑んできたレイパパレだった。自在性のあるレースぶりに加えて、過去3年の阪神芝2000mでの連対率49.3%とコースを知り尽くしている川田騎手の相性の良さにも注目した。
対抗はブラヴァス。母ヴィルシーナの良血馬で、前走の新潟記念では重賞初制覇を果たすなど本格化の兆しを見せており、福永騎手の当該コースでの連対率は36.4%と軽視することはできなかった。3番手のヒンドゥタイムズも人気ではあったが、同様に武豊騎手も当該コースの連対率が44.0%と高く、データ面からは盤石と言える。
以下、ジェネラーレウーノとサトノクロニクルまで押さえたものの、堅い決着になると予想していた。
レースは予想どおり、ジェネラーレウーノが逃げる展開となった。レイパパレは1コーナーで頭を上げる仕草も見られたが、逃げ馬の直後に入れて2番手からレースを進める。ナイママを挟んで4番手のインにヒンドゥタイムズ、5番手にブラヴァス、後方集団からサトノクロニクルという展開となった。
前半1000mは1:01.0とスローペース。レイパパレは3コーナーで早くも先頭に並びかけ、残り600m標識を過ぎたあたりで交わしていく。直線では外からブラヴァスとヒンドゥタイムズが並んで追い上げてきたものの、そのまま押し切って重賞初制覇。連勝を5まで伸ばした。
2着はブラヴァス、3着はヒンドゥタイムズで予想は堅い決着ながら、◎○▲で完全的中。4着サトノクロニクル、5着ジェネラーレウーノも含めると推奨馬5頭が全て掲示板に好走するという結果に終わった。
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