「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

次のゴルフは10月以降?暑さが和らぐまでコース以外で上達する方法【ゴルフハウツー】

2022 8/17 06:00SP_2208_G702
イメージ画像,ⒸSergeyAbramov/Shutterstock.com
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSergeyAbramov/Shutterstock.com

9月に入っても各地高温の予報

今年の夏は全国的に酷暑となっている。熱中症警戒アラートは多くの地域で発表されており、昨年の対象地域での熱中症警戒アラート発表回数は計613回だったが、今年は8月10日時点ですでに計633回となっている。

昨年の夏に開催された東京オリンピックゴルフ競技では、複数の選手の帯同キャディが暑さで体調不良になるほどの猛暑に見舞われたが、今年の暑さは昨年以上と言えるだろう。

厳しい暑さが続き、これまで以上に熱中症のリスクが高まるのであれば、高温になるゴルフ場でプレーすること自体、慎重にならざるを得ないかもしれない。

練習期間とする

この暑さはいつまで続くのだろうか。9月いっぱいまでは残暑が厳しく暑さが落ち着いたと言えるようになるのは10月以降になるかもしれない。

暑さが落ち着くまでコースラウンドを控える場合、その期間を練習期間としたい。ただ、ゴルフ練習場に屋根がついている場合でも、暑いことに変わりはない。練習する時間を変えたり、練習場所を再検討することで、暑さを回避して練習することができる。

多くの練習場では、比較的暑さが和らぐ早朝やナイターでも営業をしているので、そのようなサービスを利用したい。早朝やナイターは料金が安い場合が多く、暑さを回避できて安く練習できる。一石二鳥だ。

最近ではインドアゴルフ練習場も増えてきた。室内の打席に弾道測定器やスイング撮影機が設置されているシンプルな作りになっており、24時間営業の施設もある。好きな時間に冷房が効いた中で練習することができる。

インドアでは、弾道測定器で表される球筋は見ることができるが、実際の球筋を見ることができない。ただ、それはデメリットになる部分もあるが、メリットになる部分もある。スイングの気になる箇所の修正に集中できるからだ。近くにこのような施設があるゴルファーは、利用を検討してみてはどうだろうか。

自宅でも上達に向けての取り組みはできる。パットはもちろん、アプローチや、場合によってはショットの練習もできる。

パットはパターマットがあれば練習できる。毎日10分の練習で1ヶ月で計5時間練習することになるため、パットの上達に期待できる。

アプローチもパターマットの長さまでであれば練習できる。「距離が短すぎて実践的ではない」と感じるかもしれないが、この距離が上達すると意外ともう少し長めの距離のアプローチも上達するものだ。自宅練習用のスポンジボールを使えばさらに長いショットの練習もできる。

また、素振り練習器具を使った練習も有効だ。それぞれの練習器具にあるコンセプトを理解し、正しく使うことができると、自宅の室内やベランダ、庭でひたすら素振りをするだけでも上達の期待が持てる。

これからの真夏のゴルフ

夏ゴルフには夏ならではの楽しみがあるとはいえ、これだけ厳しい暑さでは、人によってはゴルフの楽しさが損なわれる、というのもうなずける。

ゴルフのシーズンオフと言えば冬の時期だったが、これからは夏もシーズンオフという風潮が強まるかもしれない。もしそうなったとしても、“ただ休んでいるだけ”にならずに、暑い夏が過ぎてシーズンインしてから、より良いゴルフをするための準備をしておきたい。

次のラウンドまで時間がない場合、「結果ばかり追いかけていても上達しない」ことは分かっていながらも、「とりあえずボールに当てる」「一時的でも良いから曲がりを抑える」といった目先の結果重視の練習になりやすい。

しかし、次のラウンドまで時間があれば、地に足つけてゴルフやスイングと向き合いやすくなる。暑さの影響でラウンドしない期間ができた場合は、ゴルフやスイングを見直し、今後に生きる練習期間にしてみてはどうだろうか。

【関連記事】
女子ゴルフ渋野日向子が勝ち切るために宮里藍から倣えること
真夏のゴルフを楽しむために ラウンド中に心がけたい5つの熱中症対策【ゴルフハウツー】
ショットの安定感を高めるために必要なスイング中の腰部の動きとは【ゴルフハウツー】