3日、アウェー等々力で昨季王者と対戦
開幕戦を大久保嘉人のゴールなどで快勝したJ1セレッソ大阪は、3日にアウェーの等々力で川崎フロンターレ戦に臨む。ACLの日程の影響で前倒しとなった第11節は、昨季ぶっちぎりでリーグ戦を制した王者相手にどこまで戦えるか、今季を占う一戦となりそうだ。
オンライン会見に出席したレヴィー・クルピ監督は「難しい試合になるのは間違いないが、勝者のメンタリティーを見せれば開幕戦のようにいい試合になる。川崎が昨年独走したのは事実だが、それほど大きな差はない。明日もどんなゲームできるか楽しみ」と不敵な笑みを浮かべた。
柏レイソルとの開幕戦でJ1通算186点目となるヘディングシュートを決めた38歳の大久保については「年齢を考えると開幕数試合は、より慎重にコンディションを見ていく」と話しており、スタメンを入れ替える可能性を示唆。「怪我人がこれ以上増えないようにと思っている」と長丁場のシーズンを見据えた。
DF瀬古歩夢も闘志満々
続いて会見したDF瀬古歩夢は、川崎のレアンドロ・ダミアンや三笘薫、家長昭博らによる強力攻撃陣を止める重要任務を負う。
「個人個人もうまいし、攻撃に枚数を多くかけてくるんで、マークの受け渡しをうまくできるよう後ろから声をかけつつ、個人でも負けないようにしたい。前線からの献身的な守備をかわしていけたらチャンスはある」とイメージを描いている。
昨季まで守備陣を統率していたマテイ・ヨニッチは上海申花に移籍。20歳の瀬古にはディフェンスを引っ張っていくリーダーシップも求められるが「そういう自覚を持たないといけない。スローイングやラインコントロール、プレーが止まった瞬間は声をかけるようにしてる。声が通りにくいんで、できるだけ腹から声を出している。プレー中は年齢も関係ないんで思ったことを言う」と力強い。
その上で「ワクワクするし、マッチアップする機会あったら負けたくない」と三笘への対抗意識ものぞかせた。昨年の川崎戦はアウェーで2-5、ホームで1-3と連敗しただけに「昨年の王者でもあるし、勢いをつぶせるように準備したい」と闘志満々だ。
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