まず気になるのがクラブ選び
コースラウンドデビューを目標にゴルフを始めたなら、まず気になるのはゴルフクラブ。しかし、ショップに行き様々なメーカーのクラブを前にすると「どういったものを買えば良いのか」「何を基準に選べば良いのか」と不安になるだろう。
コースラウンドでは、最大で14本のゴルフクラブを使いプレーできる。もちろん、ツアー選手のキャディバッグには14本が入っており、それぞれの特徴を生かしコースを攻略している。例として、渋野日向子の2020年(11月1日)のセッティングはこの通りだ。
これからゴルフを始める人や初めてのマイクラブを用意する人は、どのようにクラブを選べば良いのだろう。最初から本格的なセッティングにするのも良いのだが、今回は気軽にクラブを用意する方法を紹介する。
一通り揃っているパッケージセット
アイアンセットは5から7本セットになっているが、他のクラブについては基本的に1本ずつ選びセッティングしていく。
アイアンセット、ドライバー、パター、フェアウェイウッド、ユーティリティーは番号、ウェッジはロフト角で選び、全部で14本に収まるようにするのだが、ゴルフ初心者に14本は不要。中級になるぐらいまでは、1つの番手で違いの安定とショットに反映させることは難しいからだ。
そこで紹介したいのが、7から10本ほどに本数を絞った「パッケージセット」。各メーカーから販売されていて、ドライバーからパター、キャディバッグまでそろっている。これがあればコースラウンドできる無難なセットだ。
4本あればプレーできる
パッケージセットよりも少ない本数で済ませることもできる。ドライバー、パター、フェアウェイウッドもしくはユーティリティーもしくはアイアンから1本(5番から8番ぐらい)、サンドウェッジの計4本だ。そして、キャディバッグは必須。
アイアンは基本的にセット売りだが、ショップによっては単品で売られている。また、中古ショップだと「ゴルフ初心者にはクラブを1本無料でプレゼント」といった特別企画もある。こういった企画を利用して必要な数本を用意することができるので、クラブセッティングのボリュームを大きくするのはゴルフに慣れてからでもいいだろう。
最初から一気に全部揃えなくても、経験を積み情報を集めゆっくりと良いクラブセッティングにしていくことが可能なのだ。
徐々にクラブに関する知識が増える
初めは「何を使っても同じだろう」と思っていても、上達し知識が増えるとクラブセッティングへのこだわりが出てくる。そうなった時、ある程度対応できるようにしておきたい。
昔に比べコースラウンドデビューのハードルが下がってきてはいるものの、ゴルフ用品を揃えることにハードルの高さを感じている人もいるだろう。だが、工夫次第で負担をかけずにゴルフを始めることができる。
親や上司のお下がりをもらえる人はそれを使うと良いだろうが、新たにクラブを用意する場合は最良の選択をし、より良いゴルフライフを手に入れて欲しい。
【関連記事】
・冬ゴルフ 寒さや難しいコースコンディションに負けないラウンド術【ゴルフハウツー】
・バンカーショットが好きになる2つの練習法【ゴルフハウツー】
・渋野日向子、東京五輪へ全米女子オープンで証明した新たな武器