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ロングアイアンが好きになる練習方法【ゴルフハウツー】

2020 12/7 06:00akira yasu
イメージ画像ⒸZoranOrcik/Shutterstock.com
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香妻陣一朗 最終日の最終ホール イーグルで逆転優勝

日本のマスターズである「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、ツアー初優勝を遂げた香妻陣一朗。最終日の18番ホールはパー5。第2打をベタピンにつけたイーグルで、1打差逆転での優勝だった。

今回、ウィニングショットとなった第2打のピンまでの距離が230ヤードだったため、香妻は5番アイアンを使用した。このように、ツアー選手なら5番アイアンなどのロングアイアンも苦にせず打てるのだが、「5番アイアンや6番アイアンの飛距離が7番アイアンと変わらない」とロングアイアンを苦手としているアマチュアゴルファーは多い。

5番アイアンでミートできた時の飛距離は、一般男性の場合で170ヤード程度。この場合、5番アイアンではなくユーティリティなどのウッド系のクラブを使用することも可能だが、方向性の確保などアイアンならではの特性があるため、ロングアイアンを使えるとプレーの幅が広がる。

ロングアイアンが苦手な傾向にある一般のゴルファー

ロフト角が小さく球を上げにくいロングアイアンで無理に球を上げようとすると、インパクト時に左手の甲が上を向き手首をこねたり、上体が大きく右に傾いてしまう。

こういった動きはミドルアイアンやショートアイアンでもある。だが、クラブが長いほど遠心力が増大しスイング軸が崩れやすくなるため、ロングアイアン使用時の方が顕著に表れる。そうなるとボールに当てることが難しくなり、当たったとしても飛距離のロスが出やすい。

ちなみに最も長いドライバーの場合、身体のバランスが崩れてもティアップしているためボールをとらえやすい。ユーティリティなどウッド系のクラブの場合は、多少ダフッても広いソールがすべってくれるのでボールに力が伝わる。ロングアイアンはソールが広くないのでダフッた時にソールがすべりにくい。

低弾道のショット練習

ロングアイアンでしっかりとボールをとらえ番手なりに飛距離を出すには、可能な限り低い打ち出し角のショットの練習をするとよい。

インパクト時は元々立っているロフト角をさらに立て、弾道は人の身長をこえずに地を這うようなイメージ。まずはハーフショットで試してみて欲しい。こうすると無理に球を上げようとする動きを抑えられ、ロフト角が小さいクラブでもとらえることさえできれば球を上げることができる。

低い球を打つためにインパクト時はロフト角を立てるため、左手の甲はやや下を向き「掌屈」する。また、ロングアイアンのようにクラブが長いとスイング軸が崩れやすいので、身体のバランスを保つ意識が必要だ。

まずは、高めにティアップし練習すると当たる安心感が増しスイングに集中できる。その際、低弾道のイメージは忘れずに。当たる確率を上げ、ノーティーアップにするとよいだろう。

コースラウンドで使わなくても練習を

仮にコースラウンドで使わないとしても、ロングアイアンの練習を取り入れることはおすすめだ。苦手意識を払拭するために、セッティングしている最も長いアイアンの1番手長いアイアンを練習するのもよい。6番アイアンからのセッティングなら5番アイアン、5番アイアンからなら4番アイアン、といった具合だ。「4番が打てるなら5番も打てる」と気持ちに余裕が生まれる。

ロングアイアンが適した状況でも「どうせとらえきれないから」と使わず、ミスヒットしても飛距離を出しやすいユーティリティなどのウッド系のクラブを多用しているゴルファーは多いだろう。しかし、ロングアイアンは風の影響を抑えやすく方向性が出しやすい。現在のスイングが効率よくボールに力が伝わる状態かどうかを知ることにもつながる。

このような特性を生かすべく、ロングアイアンを苦手としないゴルファーを目指してみてはどうだろうか。

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