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【ゴルフ】ピンポジションに関係なくグリーンセンターを狙うべき理由とは

2020 4/18 06:00akira yasu
イメージ画像Ⓒnexus7/Shutterstock.com
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プレーに大きく影響するピンポジション

ピン(カップ)ポジションは、コースラウンドに大きく影響する。しかし、肉眼ではグリーン上にあるピンポジションの前後左右の位置関係が分かりにくい。

そのためゴルフ場では、ピンフラッグの色でグリーン手前、真ん中、奥、というように分かり易くしているのだ。また、グリーン手前から何ヤード、左端から何ヤードなどと、細かく記した用紙を乗用カートのハンドルに貼りつけている場合もある。

最近では、乗用カートにGPSモニターを装着しているゴルフ場も増えており、正確なピンポジションを把握することも可能になってきている。

プロのショットの精度とアマチュアのショットの精度

2004から2012年までの累計データによれば、米ツアーの選手は80%の確率で、ピンまで100~150ヤードの地点からグリーンオンしている。もしくはグリーンエッジまで運び、50%の確率で打つ前の距離の5.5%以内に寄せている。

100ヤード地点からの5.5%以内とは、5.5ヤード以内ということだ。意外に水準が高くないと感じるかもしれない。だが、グリーンが硬くて速く、ラフが長いコースセッティングであることを考慮してほしい。

一方、平均スコア90のアマチュアゴルファーなら、ピンまで100~150ヤードの地点から46%の確率でグリーンオン。そして、グリーンエッジまで運び、50%の確率で打つ前の距離の12%以内に寄せている。つまり、アマチュアゴルファーがピンに近づけることは難しく、グリーンオンの確率も高くないということだ。

次のショットが難しくなるリスク

ピンがグリーン上の前後左右に振られていると、ピンを狙った時リスクをともなう。なぜなら、うまくいけばピンに近づくが、ショットが前後左右にぶれると次のショットが難しくなる可能性があるからだ。

例えばピンポジションがグリーンの右端にある場合、果敢にピンを狙ったとして、球が少しでも右に曲がるとグリーンには乗らず、次のショットはグリーンに乗ってからピンまでの距離が短くなる。ボールを転がして寄せるとなれば、ラフの上を転がすことになるので距離を合わせにくい。

すると、ボールを高く上げてグリーン上でピタッと止める難易度が高いロブショットを打つ必要がある。だが、ロブショットは距離を合わせることが難しいだけでなく、トップやダフリなど大きなミスに繋がりやすい。

また、右端のピンを狙って大きく右に曲げると、グリーンから遠ざかることになる。最悪OBだ。ピンが前後左右に振られれば振られるほど、ピンを狙うのはリスクをともなう。

確かにショットが上手くいって、1パット圏内になる可能性はある。だが、その後のパットの確率が問題だ。平均スコアが90のゴルファーにおける、10フィート(約3メートル)からの1パット率は21%。つまり、5回に1回しか1パットにならない。

アマチュアゴルファーが前後左右に振られているピンを狙うことは、リスクが大きく、リスクを回避できたとしてもリターンを得られることは少ないと言える。

平均スコア90ゴルファーの1パット率ⒸSPAIA

グリーンセンターを狙うべき

ピンポジションがグリーンの右端にある場合は、グリーンセンターを狙う。狙い通りのショットを打てば、ベタピンにはならないまでも高確率で2パット以内の距離にはつくだろうし、左に曲げてもグリーンオンするかもしれない。

グリーンオンできなくても広いグリーン面を使って転がすことができるので、難易度が高くないアプローチショットに繋がる。右に曲げれば、結果オーライでベタピンになる可能性もあるのだ。

ショットの精度やリスクとリターン、1パット率を踏まえると、グリーン周りのバンカーや池などの配置によって臨機応変に対応する必要があるものの、基本的にはピンポジションに関係なくグリーンセンターを狙うことが賢明だといえる。

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