「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

フィギュアスケートで有名選手を輩出した強豪高校5選

2017 7/10 10:01茶色野うさぎ
フィギュアスケーター
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by sportpoint/Shutterstock.com

続々と有望な若手選手が登場する日本のフィギュアスケート界。選手たちがどういう学校に通ったのか気になる方も多いのではないでしょうか?今回はそんな方のために、有名選手たちを輩出する強豪校を5つ紹介していきます。

フィギュアスケート東北の強豪「東北高等学校」

宮城県仙台市にある東北高等学校はスポーツ強豪校として全国に知られていますが、フィギュアスケートもとても盛んな学校です。
仙台市はフィギュアスケートの日本での発祥地であるとされており、1930年ころからスケートが奨励され、東北高校も1964年に専用のスケートリンクを開設するなど力をいれてきました。
2014年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦選手、2006年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さん、1998年長野五輪代表の本田武史さんなどそうそうたるメンバーを輩出しています。

愛知のフィギュア基地「中京大学附属中京高等学校」

中京大学附属中京高等学校は愛知県名古屋市に位置する学校で、こちらもスポーツ強豪校として有名です。地元では「中京大中京」という呼び方をされていて、2009年からは特進コースを開設するなどスポーツだけでなく学習面にも力をいれるようになってきています。
スケート部は中京大学のリンクを使用できるという非常に恵まれた環境で練習に取り組んでいます。中京大中京からは2010年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央選手を筆頭に、村上佳菜子選手、安藤美姫さん、小塚崇さん、宇野昌磨選手など有力選手が多数輩出されています。

フィギュアスケートの新鋭校「関西大学高等部」

関西大学高等部は大阪府高槻市にある学校で、施設が一体となった小中高の一貫教育を行っています。2010年に関西大学の高槻ミューズキャンパスに設置された比較的新しい学校です。
アイススケート部は高槻キャンパスにある「たかつきアイスアリーナ」で行っていますが、このアリーナは518名の観客を収容できるアイスホッケーの国際競技規格を満たした競技場であるほか、シャワー付きの更衣室も完備したすばらしいスケート施設になっています。
2016年2月に卒業した宮原知子選手は、在学中から全日本選手権2連覇、四大陸選手権優勝などの輝かしい成績を収め、今後の活躍も期待されています。

男子フィギュアスケートで有名に「倉敷翠松高等学校」

倉敷翠松高等学校は岡山県倉敷市にある私立の高等学校です。歴史は非常に古く、1884年に設立された「翠松舎」を前身として伝統が受け継がれています。全国的に珍しい活動に取り組む学校で、1970年には茶道を正式な科目として取り入れ、裏千家家元の支援も受けています。
部活動としてのスケート部は現在では残念ながら廃部になってしまっていますが、2010年バンクーバー五輪の銅メダリストでいろいろな世界大会で優勝している高橋大輔さんや、町田樹さん、無良崇人選手など、男子スケートの有名選手を続々と輩出しました。

中京大中京に対抗する新鋭校「愛知みずほ大学瑞穂高等学校」

愛知県名古屋市で中京大中京高校に負けじと頑張っているのが、瑞穂高等学校です。略称としては「愛み大瑞穂」や「瑞穂」といった呼び方をされています。進学A、Bコース、家政系、商業科が開設されており、進学、ビジネス両方に強みを持った学校です。
スケート部はまだ発展途上といった感じですが、確実に実力のある選手が増えてきています。卒業生の中でも突出しているのが本郷理香選手で、2014年の全日本選手権では2位にはいる躍進を見せると、2015年と2016年の四大陸選手権で連続3位に入るなど安定して実力を発揮するようになっており、今後が楽しみな存在です。

まとめ

スケートというと北国のイメージもありますが、実際は練習環境が整っているところであれば、場所は関係ないようです。いい選手を輩出することでさらによい伝統が生まれたり、刺激を受けたりして選手が育ってくるのではないでしょうか。新しい選手たちの活躍に期待して見守りましょう!