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ソチ五輪・浅田真央、感動のフリー演技を世界はこう見た!

2016 11/1 10:56
mao asada
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【ロシア】さぁ、いきなさい!

フィギュアスケート大国・ロシア。浅田真央もキム・ヨナも抑えて金メダルを手にしたのはロシアのソトニコワでした。ロシアの放送席にいたのは、タチアナ・タラソワさん。かつて浅田真央のパーソナルコーチを務めた人物です。終盤にビールマンスピンからの連続フットワークに移る場面では、「さぁ、いきなさい」とまるで氷上の教え子の背中を押すような言葉を残します。正確なジャンプ技術のみならず、氷上での大胆なステップワークは「タラソワステップ」とも呼ばれ、少女を大人のスケーターに変えるきっかけになった技術。自ら伝えたステップを目の当たりにして、しまいには放送席で立ち上がってしまうほどでした。終了後には、浅田真央のことを「素晴らしいスケーター」だと絶賛しつつ、 「本当にありがとう」 とコメント。師弟関係にありながらも感謝の意を隠しませんでした。

【中国】神様はその勤勉さと粘り強さを裏切らない!

放送していたのはCCTV(中国中央テレビ)。演技中はまったく実況コメントがなく、固唾を呑んで見守るように終始無言を貫いていました。演技終了後、浅田真央の涙を見て「彼女のこの頑張りを目の当たりにして、私たちも泣いています」とコメント。ショートプログラムで地獄を見ながら、一夜で切り替えて再び難易度の高いジャンプに挑み続けた彼女を「とても険しく孤独だったでしょう」とねぎらいつつ、「でも、神様はその勤勉さと粘り強さを裏切らない」と絶賛しました。完璧なまでの復活劇に、実況チームも大興奮だったのです。

【イタリア】最後の1秒まで、ラスト1つの音符まで戦い抜いた

この競技で銅メダルに輝いたのは、イタリアのカロリーナ・コストナーでした。彼女の母国・イタリアも、フィギュアスケート熱が高い国として知られています。そんなイタリアの中継を担当したSKYも、浅田真央の完璧な滑りには拍手を惜しみませんでした。演技が終わるやいなや、「8つの3回転に挑戦し、全部成功させた。これこそ彼女が披露したかった試合内容。鳥肌が立つよ」と絶賛。浅田を「本物の女王」と形容して、「最後の1秒まで、ラスト1つの音符まで戦い抜いた」とコメントしました。8つの3回転ジャンプを仕掛けるプログラムは「並外れている」ものでしたが、「クオリティの高い技術も含め、このアスリート精神は女子の世界では珍しいことなんだ」と、アスリートとしての浅田真央に対して最大限の敬意を抱くコメントで締めくくりました。

まとめ

世界中で放送されるオリンピック。それぞれの国に名場面は存在するはずですが、国境を越えて感動を呼ぶシーンはなかなかあるものではありません。ただ、2014年、ロシアのソチで浅田真央が作り上げた伝説の4分間は、世界中に感動を与えました。各国の言葉で紡ぐとさらに感動が増しますね。

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