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フェンシング女子日本代表の歴代オリンピック成績 パリはフルーレとサーブル団体で銅メダル

2024 8/9 19:54SPAIA編集部
女子サーブル団体で銅メダルに輝いた日本代表,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

1964年東京五輪女子フルーレで日本から初出場

フェンシングは1896年の第1回アテネ五輪から男子で実施され、女子も1924年パリ五輪から採用された。日本から初めて女子の代表選手を送り出したのは1964年東京五輪。フルーレ個人に出場した竹内由江、大和田智子、保井多美子はいずれも予選敗退、小森芳枝を加えた団体も予選で敗れた。

歴代五輪の女子日本代表とその成績を振り返ってみたい。

五輪フェンシング競技女子日本代表の成績


東京五輪でフルーレの上野優佳が個人、団体とも6位

1984年ロサンゼルス五輪では及川あずさ、岡智子、前川みゆき、宮原美江子で臨んだ女子フルーレ団体で8位入賞したが、その後も世界の厚い壁にはね返される時代が続いた。

2007年の世界選手権フルーレ団体で銅メダルに輝いた菅原智恵子は、2008年北京五輪女子フルーレ個人で準々決勝に進出して7位入賞。アテネから3大会連続出場となった2012年ロンドン五輪でも7位入賞し、フルーレ団体でも7位に入った。

2016年リオデジャネイロ五輪では佐藤希望がエペ個人で8位入賞。ママさんアスリートとして活躍し、2021年東京五輪で3大会連続出場を果たした。

自国開催となった2021年東京五輪ではフルーレ個人で上野優佳が6位入賞。東莉央・晟良姉妹、辻すみれと臨んだ団体でも6位に入った。

東京五輪では江村美咲、田村紀佳、青木千佳、福島史帆実で臨んだサーブル団体も5位入賞した。


世界選手権連覇の江村美咲はパリ五輪個人戦は3回戦敗退

江村は2022年のカイロ世界選手権女子サーブル個人で金メダルを獲得し、翌2023年のミラノ世界選手権も連覇。金メダル候補として2024年パリ五輪に臨んだ。

個人戦では3回戦で無念の敗退となったが、高嶋理紗、福島史帆実、尾崎世梨とともに出場した団体では銅メダルを獲得。3位決定戦で世界ランキング1位の地元フランスを破る殊勲だった。

また、東晟良、上野優佳、宮脇花綸、菊池小巻で臨んだフルーレ団体も銅メダル。3位決定戦でカナダを破り、日程的にサーブルより先に行われたためフェンシングの女子で初のメダルとなった。

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