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フェンシング男子日本代表の歴代オリンピック成績 パリは金2個、銀1個の快挙

2024 8/9 19:56SPAIA編集部
パリ五輪で金メダルに輝いた日本代表,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

1952年ヘルシンキ五輪に牧真一が初出場

ヨーロッパで競技人口の多いフェンシングは1896年の第1回アテネ五輪から実施されてきた歴史のあるスポーツだ。日本ではあまり普及していなかったが、2008年北京五輪男子フルーレで太田雄貴が銀メダルを獲得して以来、日本勢が活躍しており、注目度が高まっている。

歴代五輪の男子日本代表とその成績を振り返ってみたい。

五輪フェンシング競技男子日本代表の成績

太田雄貴が北京五輪で史上初の銀メダル

日本から初めて五輪に出場したのが1952年ヘルシンキ大会の牧真一。京都では毎年、名前を冠した「牧杯ジュニアフェンシング選手権大会」が開催されている。

1964年東京五輪では田淵和彦主将率いる団体で4位。3位決定戦でフランスに敗れ、メダルにあと一歩届かなかった。

日本フェンシング界の歴史を塗り替えたのが太田雄貴だ。2008年北京五輪男子フルーレ個人で日本人として初めて決勝に進出。ベンヤミン・クライブリンク(ドイツ)に敗れたものの見事、銀メダルに輝いた。

2012年ロンドン五輪でも太田雄貴と三宅諒、千田健太、淡路卓で臨んだ男子フルーレ団体で銀メダル。準々決勝で中国、準決勝でドイツと強豪を撃破し、決勝でイタリアに敗れた。

太田雄貴は2016年リオデジャネイロ五輪男子フルーレ個人で敗れて引退。その後、日本フェンシング協会会長に就任した。

東京五輪ではエペ団体で金、パリはフルーレ団体とエペ個人で加納虹輝が金

2021年東京五輪では男子エペ団体で山田優、見延和靖、加納虹輝、宇山賢が史上初の金メダル。準々決勝でフランス、準決勝で韓国、決勝でロシア・オリンピック委員会(ROC)を破り、快挙を果たした。

男子フルーレ個人でも敷根崇裕が4位入賞。西藤俊哉、松山恭助、永野雄大と臨んだフルーレ団体でも4位に入った。

そして2024年パリ五輪では松山恭助、飯村一輝、敷根崇裕、永野雄大の4人で出場した男子フルーレ団体で金メダル。決勝でイタリアを45-36で下し、同種目で初の世界一に輝いた。

さらにエペ個人では加納虹輝が日本史上初の個人種目金メダル。エペ団体でも加納虹輝、山田優、古俣聖、見延和靖が銀メダルを獲得し、男子だけでも金2個、銀1個と史上初めて1大会で複数メダルを獲得する快挙となった。

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