オリンピック自動車競技の歴史
オリンピックと自転車競技の関係は100年以上に及びますが、その間に競技形式は幾度となく変わってきました。
ロードレースにおいては、現在は男女共に個人ロードレースとタイムトライアルが行われていますが、女子選手が初めて参加したのは1984年です。また、団体戦が行われていた時代もありますが、現在は実施されていません。
トラックレースにおいても、女子選手が初めて参加したのは1988年です。それ以前のオリンピックでは、男子のみで行われてきました。
Photo by Stefan Schurr / Shutterstock.com
自転車競技は、1896年の第1回アテネ大会から継続してオリンピックの正式競技に採用されています。 陸上や競泳と同じぐらい伝統のあるスポーツと言えるでしょう。 こちらでは、オリンピックの自転車競技をご紹介します。
オリンピックと自転車競技の関係は100年以上に及びますが、その間に競技形式は幾度となく変わってきました。
ロードレースにおいては、現在は男女共に個人ロードレースとタイムトライアルが行われていますが、女子選手が初めて参加したのは1984年です。また、団体戦が行われていた時代もありますが、現在は実施されていません。
トラックレースにおいても、女子選手が初めて参加したのは1988年です。それ以前のオリンピックでは、男子のみで行われてきました。
オリンピックの自転車競技は、大きく4種目に分けられています。
規制された公道などを走るロードレース、直線と勾配のあるカーブからなるトラックを周回するトラックレース、1996年に採用された舗装されていない走路を走るマウンテンバイク、そして2008年に採用されたBMXです。
基本的に、スタートからゴールまでのタイムや着順を競いますが、団体戦が行われるトラックレースなど、高い戦略性と駆け引きが求められる種目もあります。
自転車競技は種目数が多く、従ってメダリストもたくさん生まれていますが、代表的な選手をピックアップしてご紹介します。
まず1人目は、2016年のリオデジャネイロオリンピックで、トラックレース個人、チームスプリント、ケイリンで金メダルを獲得したイギリスのジェイソン・ケニー選手。2012年のロンドンオリンピックでも、個人とチームのスプリント競技で金メダルを獲得しています。
2人目は、フランスのグレゴリー・ボジェ選手。2012年のロンドンオリンピックでは、個人、チームスプリントで銀メダルを獲得しています。
日本人で初めてメダルを獲得したのは坂本勉選手です。1984年のロサンゼルスオリンピック、トラックレース個人スプリントで銅メダルを獲得し、ヨーロッパの強豪選手が争う中、日本人選手がメダリストに輝くという快挙を成し遂げました。
その後、1996年のアトランタオリンピックでは、十文字貴信選手が1㎞のタイムトライアルで銅メダルを獲得。2008年の北京オリンピックでは、永井清史選手がケイリンで銅メダルを獲得しています。
また、2004年のアテネオリンピックでは、チームスプリントで伏見俊昭、長塚智広、井上晶己の3選手が銀メダルを獲得しています。
2020年の東京オリンピックでも、もちろん自転車競技が行われます。会場はすでに国際オリンピック委員会理事会によって承認されています。
ロードレースは皇居外苑をスタートとゴールに設定したコース。トラックレースは伊豆ベロドローム、マウンテンバイクも同じく伊豆の日本サイクルスポーツセンター内のコースで開催されます。BMXは、東京の有明周辺に建設されるコースで開催予定です。
日本ならではの景観の美しさとそこで行われる白熱したレース展開が、東京オリンピックの自転車競技の見どころと言えるでしょう。
伝統あるオリンピックの中で、1回目から継続して行われてきた自転車競技についてご紹介しました。 次に行われるのは2020年の東京オリンピック。 一体どのようなレースを見ることができるのか、今から楽しみですね。