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東京五輪への期待が膨らむカヌー部活の強豪高校、大学5選

2017 1/30 12:11
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Photo by A.RICARDO / Shutterstock.com

河川や湖などを舞台にタイムを競うカヌー競技。2016年のリオ五輪ではスラロームで羽根田卓也選手が銅メダルに輝く活躍を見せた。2020年東京五輪で活躍を予感させるような、未来のスター選手を輩出する高校や大学を紹介する。

岩手県で唯一、カヌーを部活に取り入れている不来方高校

2016年現在、女子のカヌー競技で最も勢いがある高校は、岩手県の県立不来方(こずかた)高校だ。高校日本一を決める2015年度のインターハイではペアとフォアの2種目を制覇し、女子は総合優勝し、男子も国体のカヤックシングル(200メートル)で2位に入る活躍を見せた。
岩手県唯一のカヌー部は、地元の矢巾町にある御所湖の漕艇場で練習を重ねている。御所湖は10月下旬から4月までは漕艇場が閉鎖されてしまい、冬期は実地練習ができないハンデがあるが、ローイングマシンの練習を中心に基礎を鍛えた成果を発揮している。

自衛隊の候補生が部活で優勝?横浜修悠館のカヌー部は全国屈指の強豪

神奈川県で男子カヌー競技を長年リードしてきたのは、横浜修悠館高校(横浜市泉区)だ。厳密に言えばこの功績は、通信制で横浜修悠館高校に通う自衛隊の人材育成学校「陸上自衛隊高等工科学校」の生徒によるものなのだ。
高等工科学校のカヌー部は、1964年の東京五輪の後に創設され、長い歴史を持っている。生徒たちは、自衛隊の訓練をこなしつつも、三浦半島にある小田和湾で練習を行い、県内有数のカヌー強豪校として全国にその名を轟かせている。

部活動の顧問は日本代表!岐阜・八百津高校のカヌー部

岐阜県の八百津高校(八百津町)もまた、インターハイや国体の優勝常連校として毎年コンスタントに結果を残している。
その原動力となっているのは、カヌー部を指導する渡辺正浩教諭だ。自らもカヌー選手(ワイルドウォーター・カヤックシングル)として国体で8連覇中(2015年現在)で、2012年の岐阜国体に向けて岐阜県と縁かあり、教員免許を取得し、2010年から八百津高校で指導しているのだ。
こちらも岐阜県唯一のカヌー部で、高校から徒歩10分の距離にある八百津蘇水峡で日々厳しい練習を積んでいる。

大学男子部活カヌーの頂点に立つ大正大学

現在、男子カヌースプリントにおける強豪大学の一番手となるのは、大正大学(練習拠点は埼玉県・戸田漕艇場)だ。
2016年9月に行われた日本カヌースプリント選手権では、1000メートルのカヤックシングルで同大OBの水本圭治選手、1000メートルのカナディアンシングルでもOBの當銘孝仁選手が優勝するなど、日本代表となる実力者を次々と輩出している。
この年の全日本学生大会では、個人種目における優勝はなかったが、男子は9年ぶりの総合優勝を果たし、創部80周年に花を添える形となった。

※大学名の間違いがあり、修正いたしました。大変失礼いたしました。(2017/3/1)

大学部活カヌーの西の横綱は鹿屋体育大学

大正大学に負けない成績を残している強豪といえば、鹿屋体育大学(鹿児島県鹿屋市)だ。2016年度の全日本学生大会では男子カナディアンで優勝し、総合でも大正大学に続く2位の成績を残した(2015年は男子総合優勝、男子カナディアン優勝)。
水上練習は鹿屋市にある大隅湖で行っており、西日本では関西学院、同志社、立命館などの並み居る強豪校を抑えて頂点に君臨している。2010年頃から頭角を現し、監督やコーチはいないものの、ビデオを使ったフォーム研究など選手自身が練習に工夫を重ねることで急激に成長した。

まとめ

強豪校とはいえ県にカヌー部が1校しかないこともあるため、他のメジャースポーツと比べると全国的な普及度はまだまだだ。だが、羽根田卓也選手のメダル獲得をきっかけに、カヌーの注目度は急上昇し、ここから競技人口が急増する機運も高まっている。東京五輪に向けて、さらなる活性化が期待されるところだ。

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