12月24日、井上尚弥の前座で坂井祥紀と防衛戦
プロボクシングのWBOアジアパシフィック・東洋太平洋ウェルター級2冠王者・佐々木尽(23=八王子中屋)が12月24日、東京・有明アリーナで行われる井上尚弥vsサム・グッドマンのアンダーカードで、坂井祥紀(33=横浜光)と防衛戦を行う。
現在WBAとWBCで4位、IBFとWBOでは3位と世界ランキングも上昇。いまだ日本選手がベルトを獲ったことのない世界ウェルター級王座挑戦へ着実に近づいている。
今回は来年に実現するかもしれないビッグファイトに向け、絶対に負けられない一戦だ。相手の坂井はかつてWBCユーススーパーライト級王座や日本ウェルター級王座を獲得し、29勝(15KO)14敗3分と46戦のキャリアを誇る大ベテラン。佐々木は自身のSNSで以下の投稿をしている。
「坂井選手とは自分が10代で4回戦だった頃に世界スーパーライト級ユース王者という肩書きを持ち、その頃は僕が胸を借りるぐらいの立場でスパーリングをさせて頂いたことがありました。僕も世界を目指していた以上この人を超えなきゃ行けないんだなとそんな存在でした、そして巡り巡って遂に試合をする時が来て僕の中では勝てば自分の成長を生で感じられる。ランキングなど評判では僕の方が格上という目線で見られると思いますが、僕は挑戦者という気持ちしかないので俺が挑戦者です」
10歳も年上でアメリカのリングにも何度も上がった坂井は、佐々木が世界に行く前に倒さないといけない関門だ。勝負の1年を前に狙うはノックアウトしかないだろう。