KO賞も合わせて3冠「今年もワクワクする試合を」
プロボクシングの2023年度年間表彰選手が2日発表され、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)が、6年連続7度目の最優秀選手賞(MVP)に輝いた。
6年連続MVPは白井義男、具志堅用高の5年連続を超える最長記録で、自身の持つ通算6度の最多記録も更新。さらにKO賞も受賞し、昨年7月のスティーブン・フルトン戦が年間最高試合に選出され、3冠に輝いた。
バンタム級の4本のベルトを返上してスーパーバンタム級に転向した2023年。7月にフルトンから2団体の王座を奪い、12月にはマーロン・タパレスも倒して、たった2試合で、史上2人目となる2階級での4団体統一を果たした。
井上は、世界で最も権威があるとされるボクシング専門誌「ザ・リング」、全米ボクシング記者協会(シュガー・レイ・ロビンソン賞)、米プロモート会社トップランク、世界ボクシング評議会(WBC)などから年間最優秀選手に選出されており、表彰ラッシュとなっている。
自身のSNSでは「MVPは6年連続7度目という事でこれまで積み重ねてきた事の大きさを振り返ると、日頃から支えて下さっている大橋会長はじめスタッフの皆様、そして何よりいつも声援を送って下さるファンの皆様に改めて感謝の気持ちでいっぱいです。今年も皆さんがワクワクする様な試合ができる様、歩みを進めていきます」と投稿。5月6日に東京ドームでの対戦が噂されるルイス・ネリ戦の正式発表が待たれる。