井岡がフランコに勝てば3団体統一戦?
プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)がWBA同級王者ジョシュア・フランコ(27=アメリカ)と12月31日に東京・大田区総合体育館で王座統一戦を行う。井岡が勝てばミニマム級に続いて日本初の2階級で統一王者となる。
2本のベルトを巻くことになれば、その先は3団体統一、さらに井上尚弥に続く4団体統一も視界に入ってくる。現在のWBC王者がファン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)、IBF王者がフェルナンド・マルティネス(31=アルゼンチン)だ。
エストラーダは2013年4月にWBAスーパー・WBOフライ級王者ブライアン・ビロリアに判定勝ちで王座獲得。2016年7月にはWBAフライ級正規王者だった井岡一翔と統一戦を行うようWBAから指令が出たが、スーパーフライ級に転向するため2本のベルトを返上した。
2019年4月にWBCスーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンヴィサイに判定勝ちで2階級制覇。2021年3月にはWBAスーパー王者ローマン・ゴンサレスに判定勝ちして王座統一した。2022年12月にはローマン・ゴンサレスとの3度目の対決で判定勝ちしている。
スピードがあり、フットワークも使える、パワーとテクニックを兼ね備えた実力者。44勝(28KO)3敗と経験も豊富で、井岡でも勝つのは容易ではない。