ドイツがW杯、五輪通じて初の世界一に
バスケットボールのFIBAワールドカップ2023は10日、フィリピン・マニラで決勝が行われ、世界ランク11位のドイツが同6位のセルビアを83-77で破り、初優勝を果たした。
世界一を決める最終戦。前半は一進一退の攻防となり、47-47の両者譲らぬ展開で折り返す。後半に入り、デニス・シュルーダーが9得点を奪うなどドイツが先に流れをつかみ、69-57と12点のリードを奪い第3Qが終了。
しかし、最終Qにセルビアが猛反撃を見せ、一時2点差まで詰め寄る。だが、残り21秒でドイツのシュルーダーがこの日28得点目となるレイアップを決めて再び突き放し、勝負あり。最終スコア83-77でドイツが激闘を制した。
W杯、オリンピックを通じて初めて世界の頂点に立ったドイツは、初戦の日本に勝利してから8戦全勝で今大会を駆け抜けた。MVPには決勝で28得点を挙げるなど、攻守にわたってチームをけん引したシュルーダーが選ばれた。
同日に行われた3位決定戦はカナダが延長戦の末、127-118でアメリカを下し、初の銅メダル獲得。NBAの若手中心で臨んだアメリカは2大会連続でメダルを逃した。世界ランク1位のスペインは9位、過去最多の3勝を挙げた日本は19位だった。
また、バスケW杯の各種予想くじ「WINNER」を販売している日本スポーツ振興センターは、投票結果を発表。『優勝予想』部門では、“7番人気”だったドイツの最終払戻倍率(オッズ)は7.9倍、当せん金額は1580円。『日本代表の成績予想』部門では、19位予想は“11番人気”で、最終オッズは14.5倍、当せん金額は2900円だった。
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