メインスポンサーのソフトバンクから支援金
日本バスケットボール協会(JBA)は8日、「FIBAバスケットボールワールドカップ 2023」において男子日本代表が1976年モントリオール大会以来、48年ぶりに自力で2024年パリオリンピックの出場権を獲得したことに対し、メインスポンサーであるソフトバンク株式会社から支援金1億円が贈呈されることが決定したと発表した。
今回の支援金の使い道については、男子日本代表チームの選手・スタッフへの報償のほか、パリ五輪に向けた男子代表チームのさらなる強化活動へと活用される予定。同協会は支援金について大会前にソフトバンクより提案があり、五輪出場権を獲得したことで「そのご厚意をお受けすることになったものです」と経緯を説明している。
日本代表は世界ランク36位で臨んだW杯で、1次リーグ2戦目の同24位・フィンランド戦で欧州勢から五輪、世界選手権(W杯)通じて初となる歴史的な勝利を挙げた。さらに、順位決定リーグでもベネズエラ(同17位)、カーボベルデ(同64位)に連勝し、アジア最上位を確定させ、五輪出場権を獲得した。
〇ソフトバンク株式会社 榛葉淳 代表取締役 副社長執行役員兼COOコメント
「ソフトバンクは2016年から日本バスケットボール協会、男子日本代表をサポートさせていただいております。沖縄で開催されたワールドカップでの男子日本代表の最後まであきらめない姿勢は、日本全国に勇気と感動を与えてくれました。今後も男子日本代表が世界の舞台で活躍することを期待しています」
〇日本バスケットボール協会 三屋裕子会長コメント
「このたび、バスケットボール男子日本代表チームが1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりに自力でオリンピックの出場権を獲得したことに対し、男子日本代表チームのメインスポンサーであるソフトバンク様より支援金をいただくことになりました。ソフトバンク様におかれましては、これまでの男子代表チームへのご理解とご支援に対し、この場を借りて深く感謝の意をお伝えいたします。
一方、パリ2024オリンピック出場権獲得という一つの目標は達成いたしましたが、まだまだ世界の壁は高く、厚いことを再確認できたワールドカップでもありました。パリ2024オリンピック、そしてその後に向けて、ソフトバンク様はもとより、皆様のご期待・ご支援に応えて前進し続けるべく、バスケットボール界一丸となり努力を続けてまいりたいと思います」
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