ドイツがアメリカとの大激闘制す
バスケットボールのFIBAワールドカップ2023は8日、フィリピン・マニラで準決勝2試合が行われ、初優勝を目指すドイツとユーゴスラビア時代に通算5度の優勝を誇るセルビアが決勝へ勝ち上がった。
日本が沖縄での1次ラウンドで対戦したドイツ(世界ランク11位)は、優勝候補筆頭のアメリカ(同2位)と大激戦。第1Qで一時は10点のリードを奪うも徐々にアメリカに点差を詰められ、59-60と1点ビハインドで前半を折り返す。
しかし、後半早々に逆転すると、アンドレアス・オブストが第3Qだけで10得点を挙げる活躍を見せ、94-84と10点リードで第4Qへ。アメリカの猛反撃に遭い一時は1点差に迫られるも、ドイツはオブストの3ポイントなどで振り切り、最終スコア113-111で金星を挙げた。
ドイツはオブストがチーム最多の24得点6アシストをマーク。一方のアメリカはアンソニー・エドワーズ23得点8リバウンド、オースティン・リーブスが21得点と奮闘するも最後は力尽きた。
準決勝のもう1試合、セルビア(同6位)対カナダ(同15位)戦は前半、エースのボグダン・ボグダノビッチを中心に得点を重ねたセルビアが52-39とリード。後半にカナダが猛烈な追い上げを見せるも、セルビアが95-86で前半のリードを守り切った。
セルビアはボグダノビッチが最多23得点、ニコラ・ミルティノフが16得点10リバウンドのダブルダブルの大活躍で、準優勝した2014年以来2大会ぶりの決勝進出。敗れたカナダは初のメダル獲得をかけて、アメリカとの3位決定戦に臨む。
10日に行われる決勝と3位決定戦の対戦カードは以下の通り。
【決勝】10日午後9時40分 ドイツ対セルビア
【3位決定戦】10日午後5時30分 アメリカ対カナダ
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