「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【バスケW杯】日本は豪州に敗退もWINNER売上は大幅増!パリ五輪出場権獲得への条件は?

2023 8/30 11:39SPAIA編集部
シュートを打つ渡邊雄太,ⒸFIBA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸFIBA

オーストラリア戦のWINNER売上は2000万円超

バスケットボール男子日本代表が29日、沖縄市・沖縄アリーナで行われたワールドカップ(W杯)1次ラウンドE組の第3戦でオーストラリアと対戦し、89-109で敗れた。E組で3位が確定した日本は17~32位順位決定リーグに回ることになった。

2戦目でフィンランドを破り、W杯で欧州勢から初めての歴史的勝利を挙げて意気上がる日本。FIBAランキング3位の強豪オーストラリアに前半からリードを許す展開となったが、第3Qは35-30と巻き返すなどホームの大声援を受けて見せ場を作った。

オーストラリア戦の注目度の高さはスポーツくじ「WINNER」の売上にも表れていた。売上金額はドイツとの初戦1389万2400円、フィンランド戦1195万2000円を大きく上回る2012万5600円。同日に行われたドイツ―フィンランド戦の193万3800円の10倍以上だった。

オーストラリアがホーム扱いだったため、結果は“2番人気”の「ホーム勝利20~24点差」で最終払戻倍率は3.9倍、当せん金額は780円。オーストラリアの勝利予想が多かったが、日本の勝利を予想する「アウェイ勝利4~6点差」も“7番人気”、「アウェイ勝利1~3点差」が“8番人気”とジャイアントキリングを期待するファンも少なくなかった。

パリ五輪出場権獲得への道

日本は2次リーグ進出を逃したものの、今大会でアジア勢最上位に与えられる2024年パリ五輪の出場権獲得という大仕事が残っている。E組4位のフィンランドとともに回ることになった順位決定戦リーグO組では、F組の下位2チームと2試合を行う。

F組はスロベニアが2連勝で抜け出しており、ジョージア、カーボベルデ、ベネズエラのうち、いずれかの2チームと戦うことになりそうだ。1次リーグで日本がフィンランドに98-88で勝利した成績は持ち越されるため、フィンランドとは戦わない。

O組1位になれば、他の組の1位と勝敗や得失点差などによって17~20位を決定。同2位なら21~24位、同3位なら25~28位、同4位なら29~32位が最終順位となる。

アジア勢は日本(FIBAランキング36位)のほか、イラン(同22位)、中国(同27位)、ヨルダン(同33位)、フィリピン(同40位)、レバノン(同43位)の計6チームが出場している。

ランキング最上位のイランはG組で連敗しており、3戦目は強豪スペイン(同1位)と戦う。A組のフィリピンとH組のレバノンは3連敗となった。

日本は引き続き沖縄で31日と9月2日にO組の2試合が組まれている。2021年東京五輪は開催国枠での出場だったが、ホームアドバンテージを活かして1976年モントリオール五輪以来48年ぶりの自力出場を決めるか注目だ。

【関連記事】
バスケットボール男子ワールドカップ歴代優勝国と開催地、日本代表成績
【バスケW杯】日本がフィンランドに歴史的勝利、五輪争いも暫定1位に WINNER売上も堅調
【バスケW杯】日本代表は初戦ドイツに完敗も WINNER売上はBリーグCS決勝を大きく上回る