バスケW杯が開幕、日本は黒星発進
4年に一度開催される 「FIBA バスケットボールワールドカップ」 が25日、フィリピン・日本 (沖縄)・インドネシアの3か国で開幕した。2024年に開催予定のパリオリンピックの予選も兼ねている今大会は9月10日までの17日間、沖縄グループステージは9月3日までの10日間にわたって熱戦が繰り広げられる。
沖縄アリーナで開催の1次ラウンド・グループEに入っている日本(世界ランク36位)は、初戦で強豪のドイツ(同11位)と対戦した。前半、シュート精度に苦しんだ日本は31-53の22点差で折り返す苦しい展開。後半に粘りを見せるも最終的に63-81と前半のビハインドが響き、18点差で完敗した。
ただ、代表唯一のNBAプレーヤーである渡邊雄太(フェニックス・サンズ)はチーム最多の20得点を記録するなど奮闘。15日のアンゴラ戦で右足首を負傷してからぶっつけ本番で臨んだ試合だったが、随所に光るプレーを見せ、存在感を放っていた。
日本戦のWINNER売上は1000万円超え
日本代表が黒星発進となった一方で、スポーツくじ「WINNER」の売上は好調だった。
WINNERは2022年9月26日から販売開始され、サッカーのJリーグやバスケットボールのBリーグなどが対象。自分の好きな試合を選んで、バスケットボールなら「ホーム勝利1~3点差」「アウェイ勝利10~14点差」など16種類の中からスコアを予想する。
1試合ずつ1口200円で投票でき、今回のバスケットボールW杯も対象となっている。日本の初戦として注目を集めたドイツ-日本戦の売上は、1389万2400円を記録した。これは、5月末に行われたBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ決勝の売上887万1600円(2戦合計)の約1.6倍となっており、注目度の高さがうかがえる。
ちなみに、同日に行われた日本と同グループのもう1試合、フィンランド-オーストラリア戦の売上は149万3200円だった。
ドイツ-日本のスコア別投票率を見ると、最も高かったのは「ドイツ勝利30点差以上」の20.67%で、次いで「ドイツ勝利25~29点差」の11.51%。日本勝利予想で最も高かったのは「日本勝利4~6点差」の5.45%で、全体の7番目だった。やはり格上ドイツが相手ということもあり、日本の劣勢を予想したファンが多かったようだ。
予想的中となった「ドイツ勝利15~19点差」の投票率は10.97%で全体4番目。最終払戻倍率(オッズ)は4.5倍、当せん金額は900円、当せん口数は7621口だった。
日本の次戦は27日21時10分(日本時間)から世界ランク24位のフィンランド戦。2大会連続のオリンピック出場へ早くも正念場を迎える中、まずは1勝を挙げることができるか。
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